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民主党
 
 
 
平成20年9月定例会一般質問会議録 (08/09/10)
 
1.乳幼児医療費の無料化について
2.「子育てするなら倉敷で」の推進について
3.くらしき健康福祉プラザの駐車場について
4.まちづくりについて
5.公共施設の整備について
 
 
◆6番(時尾博幸君)

(拍手)青空市民クラブの時尾 博幸です。

通告に従いまして、5点質問をさせていただきます。

まず最初に、乳幼児医療費の無料化についてお尋ねいたします。

今回の9月補正予算案では、医療費無料化の対象を入院分について、現在の小学校就学前から小学校6年生までに拡大するための準備経費が計上されています。乳幼児医療費助成制度の無料化を入院分について、来年4月から小学校6年生までの拡大を実施されますが、その条件として所得制限を設けるのか、当局のお考えをお尋ねいたします。

伊東市長は市長選の際のマニフェストに、乳幼児医療費の無料化の小学校6年生までの拡大を年次計画で進められる旨の記載がありました。今後、現在の小学校就学前から小学校6年生まで、通院部分について乳幼児医療費の無料化をどのような方法で拡大していくのか、お考えをお尋ねいたします。

乳幼児医療費助成制度の無料化を入院分について、来年4月から小学校6年生まで拡大実施されますが、入院部分の経費は幾ら必要であるのか、お尋ねいたします。

また、入院部分と通院部分の無料化を同時に実施した場合の経費はどのくらい必要であり、その財政負担は可能なのか、お尋ねいたします。

乳幼児医療費助成制度の無料化の拡大を実施していく条件として、現在倉敷市に住所を有していれば、対象者として乳幼児医療費の助成を行っていますが、無料の拡大を行った場合、実施していない市町村から子供の住民票のみ倉敷市へ移したり、また市内の祖父母の住所に移したりするなど、居住の実態がないのにもかかわらず助成を受けるなど、不正利用の心配はないのでしょうか。その場合の対応はどのように考えているのか、お尋ねいたします。

次に、「子育てするなら倉敷で」の推進についてお尋ねいたします。

私が所属をしている青空市民クラブでは、先月、香川県高松市で行われている「すこやか認定保育所事業」について視察に伺いました。すこやか認定保育所事業は、一定の基準を満たす認可外保育施設を高松市すこやか認定保育所として認定する事業を実施することにより、認可外保育施設の保育水準及び入所児童の福祉の向上を目的とされています。

議長の許可を得まして配付をさせていただいています質問資料2のほうに、認可保育所、認可外保育所、すこやか認定保育所のそれぞれの基準を記載していますが、すこやか認定保育所においては、保育時間や保育従事者の有資格者配置割合などで厳格化した市の独自基準をクリアした施設に対し、これまでの認可外保育所より手厚い補助金を交付しています。

伊東市長はマニフェストの中に、「2年以内に、保育園待機児童対策として駅前子育て支援センターの設置を行う」との記載があります。マニフェストに書かれている駅前子育て支援センターの設置を行う上で、高松市のすこやか認定保育所事業のように認可外保育施設を市独自の基準により認定し、これまでより手厚い補助金を出して施設の運営支援をしてはどうかと考えますが、お考えをお尋ねいたします。

この項2項目めとして、小学校区単位での児童館整備についてお尋ねいたします。

本年6月定例会の際、委員長報告で保健福祉委員長から玉島児童館整備事業について、「小学校区単位に児童館を整備する計画を策定すること、計画策定に当たっては他の公共施設の活用を含めて検討すること」の要望が付されています。これまでの本会議での議論でも例示されている広島市では、1小学校区に1児童館の整備を進められています。本市においても、1小学校区に1児童館の整備を進めることを求めますが、市内全域にすぐに整備を行うことが無理でも、例えば今回の補正予算だけを見ても、現在の郷内公民館の跡地や旧長尾小学校の跡地などを活用して整備するなど、できるところから児童館整備をされてはと考えますが、当局のお考えをお尋ねいたします。

3点目に、くらしき健康福祉プラザの駐車場についてお尋ねいたします。

今回の補正予算案には、民生費の中のくらしき健康福祉プラザ運営費として、くらしき健康福祉プラザ修繕料が250万円計上されています。駐車場不足の解消を図るため、駐車場のラインの引き直しに係る経費で30台の増設を見込まれています。

議長のお許しをいただきまして、お手元の質問資料1のほうに、くらしき健康福祉プラザの全体像の地図を配付させていただいております。それと同じものをパネルにさせていただきました。今回の補正予算で、このオレンジの色をつけているところを、ラインを引き直して新たに軽自動車用の駐車場として整備をするということでございます。現在、くらしき健康福祉プラザの駐車場の駐車台数は、一般用253台、障害者用6台の合計259台駐車できるようになっています。このたびの駐車場のラインの引き直しによる30台の増設により、合計289台の駐車が可能になりますが、くらしき健康福祉プラザにある一番大きな収容施設であるプラザホールは、車いす利用者用の10名分のスペース並びに親子室の座席数6席と一般席の273席を合わせると、プラザホールの全座席数は、今回の駐車場の増設数を合わせた数と同じ289席になります。保育所など他の施設の利用者を考えると、今回の増設では小手先の対策で、抜本的な対策が求められると思われます。

今回の駐車場の整備で、この第2駐車場のところ、くらしき健康福祉プラザの入り口に近いところでありますけれども、半分ほどが、入り口に近いところは軽四の駐車場になります。第1駐車場は普通車のみですが、第2駐車場は普通車と軽四が混在をしていて、民間の商業施設の駐車場でも、軽四と書いてあっても普通車をとめられる方や、また逆に普通車のところに軽四をとめる方などいらっしゃって、例えば第1に普通車専用、第2駐車場は軽四専用というふうにわかりやすくすれば、まだ整理がつきやすいかと思いますが、このように普通車と軽四が混在をしている状況では、利用者の方も果たしてこのとおりちゃんと駐車をしてくれるのかどうか疑問がありますし、また、この施設を管理しているくらしき健康福祉プラザや保健所の方の施設の管理が、一層大変になるものと思われます。

また、今回新たにラインを引き直すということで、このオレンジの軽自動車用の駐車場の横幅のラインを、現在の2.5メートルから2.2メートルに0.3メートル幅を狭めるというふうに伺っています。

また、この駐車場ではこの部分や、この部分は公用駐車場になっていますけれども、ほかの部分で言うと、この健康福祉プラザに一番近いここの部分では、本庁や各支所から来られる職員用に公用車の駐車場が設置をされていたり、また、この保健所の一番近いところでは3台タクシー用ということでタクシーと表示がされていて、タクシー専用の駐車場があります。また、この区域の外のここの部分には、130台の市が持っている駐車場がございまして、職員駐車場で、くらしき健康福祉プラザや保健所、そして最近できたシルバー人材センターの方が、この130台ほどとめられる駐車場を利用しています。

先日、現地を視察に行ったときに、ちょうど保健所の前にお客さんを待っているタクシー運転手の方がいらっしゃいまして、お話をお伺いしました。そうすると、こちらのほうにタクシーといって3台表示がある駐車場があるんですけれども、この施設が、利用者が満杯になってあふれるような状況になっても、利用者のお客さんから電話があってお客さんを迎えに来ても、ここのタクシー駐車場を利用するような状況には至らずに、ちょうど保健所の前に並んで待つぐらいが最大じゃないのかなというふうに、タクシーの運転手の方は言われていました。

くらしき健康福祉プラザの駐車場利用者は、障害者で車いすを利用されている方や、保健所で毎月行われている1歳6カ月児健康診査や3歳児健康診査では、毎回約100人の方がそれぞれマイカーで来所され、ベビーカーの利用をされているなど、駐車場の幅を狭くすることにより不都合を感じられる利用者の方もいらっしゃいます。

くらしき健康福祉プラザ周辺では、現在宅地開発が進められていますが、宅地開発が進む前に、くらしき健康福祉プラザの周辺の土地を市が駐車場用地として購入し、駐車場確保の対策に抜本的に取り組むべきと考えますが、当局のお考えをお尋ねいたします。

4点目に、まちづくりについてお尋ねいたします。

一部、私が所属をしています総務委員会の所管事項がございますが、地元の問題ということで取り上げさせていただければと思います。

この項最初に、水島地区でのまちづくり交付金事業についてお尋ねいたします。

さきの田辺議員の御質問に私と同じ趣旨の質問がございましたので、私からは要望にさせていただきたいと思いますが、現在旧市内各地でまちづくり交付金を使った事業が行われる中、水島地区でもことし初めにワークショップやアンケートの実施を行っています。参加者の中には、半年ほど経過し、市から音さたがないということで、その後の取り組みについて、どうなっているんだろうかと心配されていらっしゃる方もおられるかと思います。

私は、水島地区において、まちづくり交付金活用ありきではなく、まちづくりを行う上でまちづくり交付金を利用できる事業があれば、積極的に利用していけばよいと思っています。まちづくり交付金の活用に限らず、さまざまな方策の活用も含めて、地域の住民の声を引き続きしっかり聞いていただき、水島地区でのまちづくりを進めていただくことを要望させていただきます。

この項2項目めに、道路予算についてお尋ねいたします。

今回の補正予算に、道路管理費の道路維持管理事業として1億100万円が計上されています。私も日常の議員活動の中で、道路の修繕について市民の方から多くの御要望をいただきます。しかし、私が居住をしている水島地区では、市内のほかの地区と比較をして、水島コンビナートがあることもあり、大きな幹線道路が多くあり、トラックなどの大型車の通行により道路の傷みが進みやすく、維持管理及び修繕に道路管理費の半分以上が幹線道路に使われ、生活道路の維持管理及び修繕に多くの予算を使うことができず、後回しになっているという現状がございます。地区により事情はそれぞれ異なると思いますが、今後の予算編成を行う上での取り組みとして、道路管理費の維持管理事業のうち、例えば本庁の道路管理課か各支所ごとに別枠で幹線道路の道路管理費を設け、今後市民ニーズへの速やかな対応ができるよう、予算措置していただけるよう要望させていただきます。

この項3項目めとして、児島駅前のマウントフット大学の跡地の活用についてお尋ねいたします。

先日、児島地区の方で、修学旅行客の誘致についてお話を伺う機会がございました。その方は、児島で藍染やジーンズを取り扱っておられる企業の方でしたが、その会社に大手旅行代理店より300名ほどの修学旅行生の藍染体験の問い合わせがあったそうであります。その会社の藍染体験ができる施設は1回に約30名までしか対応できないということで、対応するスタッフやスペースなどの物理面で、修学旅行生を受け入れることができなかったというお話をお伺いしました。マウントフット大学の跡地にある「わがまま工房」という、児島商工会議所が事務局をしている体験工房がありますが、先ほどと同じく1回に約30名対応できる施設ということでありました。

児島商工会議所の関係者の方にお話をお伺いしましたら、マウントフット大学の跡地の活用について、倉敷市立短期大学の4年制化の関連でサテライトキャンパス構想もあり、話が前に進んでいない旨お伺いをいたしました。先日、倉敷市市立大学審議会から中間答申が出た中で、マウントフット大学の跡地の活用について、例えば倉敷市への修学旅行生に藍染体験ができる場やジーンズについて学べるスペースとして活用することなども考えられますが、今後の活用についてどのように考えているのか、お尋ねいたします。

この項4項目めとして、ベストジーニスト賞の授賞式の開催についてお尋ねいたします。

本定例会も、昨年に引き続きジーンズ議会ということで、国産ジーンズの発祥の地である児島をPRするため、議会からの発信を行っているところであります。今月1日、東京都内でことしで25回目を迎えたベストジーニスト賞の授賞式が行われました。これまでに105名が受賞しており、ベストジーニスト賞の長く重みのある歴史を感じるところであります。今回は25周年を記念して、協議会選出部門に加えて国際部門も新設され、一般選出部門の歌手・俳優の亀梨 和也さんと歌手の倖田 來未さんが3年連続男女同時受賞の快挙を達成され、協議会選出部門では北京五輪のフェンシング銀メダリスト太田 雄貴さんらが選出され、合計6名の多彩な顔ぶれの受賞となっています。

このベストジーニスト賞を行っている日本ジーンズ協議会の事務局は本市の児島にあると伺っていますが、これまで本会議でも、生水議員から同様の質問がございましたが、ぜひ倉敷市でベストジーニスト賞の授賞式を開催していただき、国産ジーンズの発祥の地である児島を全国にさらにPRしてはと考えますが、お考えをお尋ねいたします。

最後に、公共施設の整備についてお尋ねいたします。

この項1項目めとして、小・中学校校舎以外の公共施設の耐震化事業についてお尋ねいたします。

今回の補正予算では、小・中学校校舎等耐震化事業として耐震診断調査委託料などが計上されています。現在小・中学校校舎等の耐震化事業が進む中、小・中学校校舎を除く本市が所有する建物の耐震化について、今後どのように考えているのか、当局のお考えをお尋ねいたします。

この項2項目めに、倉敷市屋内水泳センターの整備についてお尋ねいたします。

先日、所用で倉敷市役所の本庁舎の隣にある倉敷市屋内水泳センターに伺う機会がありました。その際、施設の中を拝見させていただくと、25メーター及び50メータープールの中の壁の色が大分はげ落ちていて、もとは青色をしていた壁もほとんど白くなっていました。また、プールの屋上の壁もはげ落ちる危険性があると伺いましたが、施設の耐震診断はまだ実施できていないと伺いました。本市では、財団法人地域活性化センターのスポーツ拠点づくり推進事業による助成を受けて、本年から今後10年間、全日本ユース(U15)水球競技選手権大会を開催し、男子の競技会場として倉敷市屋内水泳センターを使用することになっていると伺いますが、全国大会の定着を図る上でも、施設の老朽化に伴う整備についてどのようにお考えなのか、当局のお考えをお尋ねいたします。

伊東市長並びに関係当局の明快な答弁を求めまして、私の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)

○副議長(梶田省三君)

答弁を求めます。伊東市長。

(市長  伊東 香織君  登壇)

◎市長(伊東香織君) 

時尾 博幸議員さんの御質問に順次お答えをさせていただきます。

まず、乳幼児医療費のことについての御質問をいただきました。

私の公約の中でも、安心して子供を産み育てることができる環境を整えていく「子育てするなら倉敷で」と言われるまちをつくるための子育て支援の充実に、大きな柱の一つにこれを掲げております。その子育て支援策の一つであります今回の乳幼児医療費の無料化の拡大でございますが、まずこの9月1日から妊婦健診の無料化14回までを拡大させていただきました。そして今回の予算で、来年の4月から乳幼児医療費の入院分につきまして、今小学校就学前までのところを6年生まで拡大する予算の計上をさせていただいているわけでございます。

この事業の目的は、子供さんの健康保持のために安心して医療を受けられるようにするということと、それから子育て世帯の保護者の方の経済的な負担の軽減ということが挙げられていると思います。そのため、まず平成21年4月から、入院分につきましては所得制限を設けずに拡大していきたいと考えております。必要経費につきましては、小学校6年生まで、入院部分について公費負担を拡大する経費は1年間で約1億7,000万円が必要になるというふうに考えております。またさらに、今後入院分に加えまして通院部分について、小学校6年生まで拡大をしていく場合に必要となる金額は、現時点での試算では年間約10億6,000万円程度が必要になるのではないかというふうに考えております。

まず、御指摘をいただきました不正利用に関する措置でございますけれども、現在乳幼児医療費助成制度の対象要件は、県の補助要綱にも準じまして、市内に住所を有している者を対象として実施しております。議員さん御指摘のような、家庭の居住実態がないにもかかわらず、この制度を利用するというような不正利用がないように、今回拡大をする趣旨も、倉敷市で子育てを世帯として支援をしていくということでございますから、今後県の補助基準以上に拡大を行っている他の市町村や他の中核市などの状況を調査しまして、不正利用がないように、どのような施策をとっていらっしゃるか、それを調べまして、本市としてどういう防止策が講じられるのか、検討してまいりたいと思っております。
 
なお、今回、来年4月から予定をしております入院部分の拡大に加え、通院部分の拡大につきましては、先ほど申し上げましたような非常に大きな額がかかるわけでございます。しかしながら、しっかり子育て支援策の柱として行っていきたいと思っておりますので、倉敷市の財政状況を見ながら順次実施をしていきたい、このように思っておりますので、よろしくお願いいたします。

続きまして、「子育てするなら倉敷で」の推進のうち、高松市のすこやか認定保育所の事業についての御質問をいただきました。

この事業は、高松市独自でしていらっしゃる事業というふうに聞いております。一定の基準を満たす認可外の保育施設をすこやか認定保育所と認定して補助を行っているということで、保育の水準、それから入所児童の福祉の向上を図るということを目的とされているというふうに伺っております。

倉敷市におきましては、児童の処遇の向上ということで、一部認可外保育施設に対して補助を行っているところでありますが、今後、御指摘をいただきました高松市の認定保育所事業なども含めまして、認可外保育施設のあり方について、待機児童の解消の観点から研究をしてまいりたいと思っております。

また、駅前子育て支援センターにつきましては、どういう形態がふさわしいのか、倉敷市内での保育ニーズを踏まえまして、現在検討しているところでありますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。

その他の御質問につきましては、担当よりお答えをさせていただきます。

○副議長(梶田省三君) 山磨保健福祉局長。

(保健福祉局長  山磨 祥二君  登壇)

◎保健福祉局長(山磨祥二君)

「子育てするなら倉敷で」の推進についてのうち、小学校区での児童館整備についてでございますが、本市では現在、市内6カ所の各児童館におきまして、料理や工作などの教室や、年長児と乳幼児との触れ合い体験、四季折々の行事などを実施しております。小学校区単位での児童館整備計画につきましては、議員御提言の市有財産を活用しての児童館整備も含めて、関係部署とも協議しながら検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

次に、くらしき健康福祉プラザの駐車場整備についてでございますが、現在プラザの駐車場保有台数は、一般用と障害者用で259台であり、慢性的に駐車場が不足していることに加え、プラザホール、会議室等の使用や保健所での健康診査が重なった場合、場内道路または多目的広場にも駐車しているのが現状であります。

今回の増設計画は、このような現状の中でどのような整備方法が効果的であるのか、限られた予算内での費用対効果や緑の保全・確保といった環境面の観点から検討を重ねた結果、現状の駐車場において改修工事を行うことによって、一定の駐車台数を確保したいと考えております。具体的な施工方法につきましては、ラインの引き直しにより軽自動車の専用ブースを設けることで、30台の増設により一定の駐車場不足の緩和を図りたいと考えております。しかし、議員御指摘のように、まだ足りないということが考えられるので、今後さらにどのような対策を講じることができるか検討してまいりたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

○副議長(梶田省三君)

三宅経済局長。

(経済局長  三宅 忠良君  登壇

◎経済局長(三宅忠良君)

児島駅前のマウントフット大学の跡地の活用についてでございますが、これまで児島商工会議所、ファッションタウン児島推進協議会などの関係者で利用案の検討を重ね、現在のところ、仮称児島市民交流プラザとして、児島の産業振興施設、市立短大のサテライトキャンパスや子育て支援施設として活用する計画になっております。

しかしながら、市立短大につきましては、市立大学審議会において本年9月3日、当面短大として存続すべきとする中間答申を市長に提出しております。仮称児島市民交流プラザにおける市立短大のサテライトキャンパスにつきましても、市立短大などの関係者と協議をする必要があると考えております。今後は、当初の活用目的とこれまでの経緯を勘案し、検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

次に、ベストジーニスト賞授賞式の開催についてでございますが、ベストジーニストコンテストは、ジーンズの需要喚起とファッションアイテムとしての地位向上を目的として、日本ジーンズ協議会の主催で1984年から東京で開催されており、本年で25回目となっております。2006年からは、経済産業省が行う日本のコレクションを世界に発信する「東京発日本ファッション・ウィーク」の連携イベントとして開催されております。

ベストジーニスト賞は、今まで歌手や俳優、またスポーツ選手など、ジーンズが似合う著名人105名が受賞しており、認知度も非常に高いイベントであると認識しております。仮に本市でコンテストが開催できますと、国産ジーンズの発祥の地である倉敷のイメージアップが図られ、地場産業である繊維産業の活性化につながるものと思っております。今後は、「東京発日本ファッション・ウィーク」の開催者である国や本コンクールの主催者である日本ジーンズ協議会に対して要望してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

○副議長(梶田省三君)

桐部建設局長。

(建設局長  桐部 耕一君  登壇)

◎建設局長(桐部耕一君)

公共施設の整備についてのうち、小・中学校校舎以外の公共施設の耐震化事業についてでございますが、学校を除く本市が所有する建築物は約2,000棟あり、昭和56年以前の基準で建築された約1,200棟について耐震診断が必要であります。これらの建築物の耐震診断につきましては、優先順位をつけるため、庁内関係部署で構成する既存建築物耐震改修推進委員会で検討した結果、まずは公民館など多数の人が利用する建築物や庁舎など防災拠点及びライフラインである上下水道関連の建築物等198棟について、計画的に耐震診断を進めております。

耐震診断等の実施状況につきましては、平成18年度は琴浦公民館など15棟、平成19年度には倉敷公民館など17棟の耐震診断を実施しているところであります。なお、本年度から倉敷市民会館の耐震改修工事を予定しております。

今後とも、施設を管理する関係部署と連携を図りながら、順次計画的に耐震診断、耐震改修を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。

○副議長(梶田省三君)

三木市民環境局長。

(市民環境局長  三木 富雄君  登壇)

◎市民環境局長(三木富雄君)

去る7月7日の人事異動で市民環境局長を拝命いたしました三木でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

公共施設の整備についてのうち、倉敷市屋内水泳センターの整備についてでございますが、この施設は昨年岡山県から倉敷市へ移譲された施設であり、昭和56年に建設され、27年が経過しておりますが、これまでに屋上防水の改修、プール面の塗装、熱源設備の改修等を行ってまいりました。

今後は、来年度実施予定の耐震診断の結果に基づき、補強工事が必要と判断された場合には、天井面や壁面などの改修工事をあわせて実施してまいりたいと考えております。また、プール内部の塗装、空調設備の改修など必要な修繕につきましては、耐用年数や優先度等を考慮して対応してまいります。

本年度から実施されます全日本ユース水球競技選手権大会などの開催を初め、利用される市民の皆様方にとって快適な施設となるよう整備をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

○副議長(梶田省三君)

6番 時尾 博幸君。

(6番  時尾 博幸君  登壇)

◆6番(時尾博幸君)

再質問をさせていただきます。

1点目で、乳幼児医療費の無料化についてですが、不正利用に対する措置についてでありますけれども、例えば入院分については来年4月から実施ということでありますが、今後通院分も、市長の答弁で順次実施をされるということでありますけれども、倉敷市は、倉敷中央病院や川崎医科大学を初めとした大きな拠点になる病院があって、そういう不正利用も考えられると思いますので、例えば来年4月からスタートして、半年経過した時点で利用の実態調査をするなどして、不正利用のないような取り組みをすることを要望させていただきたいと思います。

次に、くらしき健康福祉プラザの駐車場の整備でございますが、先ほどは、市として周辺の土地を購入して駐車場整備をしてはどうかということで質問をさせていただきました。今、くらしき健康福祉プラザの周りでは、民間で駐車場を整備する方も出てきておられて、正規の職員は職員駐車場にとめられますが、非常勤や嘱託の職員は、そこに駐車をして勤務をされている方もいらっしゃるというふうに伺っています。さまざまな方策で、例えば職員駐車場が130台ほどそばにありますが、民間で宅地の開発を進めて、そこに職員の方がお金を、現在も月3,000円ほどお金を払ってとめられているというふうに伺っていますけれども、例えば民間で土地開発をして、職員がそこの駐車場を利用して、現在持っている市の土地を利用客に提供するなどさまざまな方策を考えて、今回の対策は、本当に小手先の対策であるというふうに思っていますので、抜本的な対策に取り組んでいただけるよう要望させていただきたいと思います。以上で、お願いいたします。(拍手)

 

 
 
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