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民主党
 
 
 
平成21年9月定例会一般質問会議録 (09/09/11)
 
1.新型インフルエンザ対策について
2.水島地区のまちづくりについて
3.教育行政について
4.放課後子ども教室について
5.茶屋児島自転車道、いわゆる下津井電鉄跡地の植栽等の管理について
 
 

○議長(大橋賢君)

それでは、前日に引き続き質問を行います。

初めに、12番 時尾 博幸議員。

(12番  時尾 博幸君  登壇)

◆12番(時尾博幸君)

(拍手)おはようございます。青空市民クラブの時尾 博幸です。

通告に従いまして、5点質問をさせていただきます。

まず最初に、新型インフルエンザ対策についてお尋ねいたします。

9月9日付の地元紙に、岡山県内の小・中学校、高校での新型インフルエンザと見られる集団風邪による臨時休業が相次いでいる旨の報道がなされていました。多くの学校で始業式があった今月1日以降8日までに、臨時休業が公私立合わせて14校に上っています。校名の発表を控えてきた岡山県は、「地域での感染が広がり、一層の注意喚起を図りたい」として、近く公表を始めるとされています。

県教育委員会によると、臨時休業の内訳は、休校5校、学年閉鎖3校、学級閉鎖6校で、自治体別では、最多の5校の岡山市に次いで倉敷市が4校となっています。今月8日から、倉敷市内でも玉島小学校が学年閉鎖、天城小学校が学級閉鎖しています。

岡山県は今月3日、インフルエンザ注意報を9月では初めて発令しました。県内流行のピークと想定されている10月上旬から中旬に備え、手洗いやうがいの指導、児童・生徒への健康観察、保護者への啓発などに引き続き力を入れ、急激な感染拡大の防止策が求められています。

そこでお尋ねいたしますが、今後、学校・園において新型インフルエンザの感染拡大が予想されますが、マスクや消毒薬の備蓄を含め、学校・園での対応はどのようになっているのか、お尋ねいたします。

次に2点目に、水島地区のまちづくりについてお尋ねいたします。

今定例会の開会日に、さきの6月定例会で請願「水島サロン存続について」が趣旨採択されたことを受けて、処理経過及び結果が配付されました。

水島サロンについては、私が所属する文化産業委員会の所管事項でございますので、今回は水島地区のまちづくりについて、特に今後の水島地区のまちづくりについてお尋ねさせていただきます。

本年7月24日に、庁内組織として「水島地区リフレッシュ構想検討委員会」が設置されたとお伺いしました。議長のお許しをいただいて配付させていただいている資料に、その水島地区リフレッシュ構想検討委員会が主に検討されている範囲が地図で示されています。東は水島臨海鉄道沿線から、西は産業道路まで、そして北は水島北春日町、水島東弥生町、西弥生町から、南は水島高砂町、水島東千鳥町、西千鳥町と、このエリアの中には、図にあるとおり、水島支所を初めとして連島、福田地区を含めた水島地区全体の拠点になる公共施設が数多く存在しています。

水島サロンの存続が議論されるようになって、請願提出者の「水島サロンを残す会」を初め、地元の水島地区では、水島地区の企業経営者などの有志で構成される「水島を元気にする会」、また福田、連島地区を含めた水島地区の環境衛生協議会、愛育委員、栄養改善協議会、消費生活学級などの皆さんで構成される「水島の未来を考える会」が今月25日に設立されるなど、水島地区の市民の皆さんの中で、水島地区の今後のまちづくりについて関心が高まっています。

さきに取り上げた庁内組織の「水島地区リフレッシュ構想検討委員会」が主に検討されるエリアは、福田、連島地区を含めた広い意味での水島地区の中でも、いわゆる水島地区の中心エリアが範囲になっていますが、今回質問するに当たり、さきに例示した会の皆さんらとお話しさせていただく中でも、検討する範囲が水島地区の中心エリアであっても、福田地区や連島地区も含めた水島地区全体としてのまちづくりの拠点整備を考えてほしいということをお伺いしました。何か水島の中心のほうのことを検討していることだから、連島や福田には関係ないといったような発想を持ってもらうのではなく、連島、福田地区も含めた水島地区の全体のまちづくりのあり方について、今後市民の皆さんと一緒に議論していただきたいと思います。

現在、庁内組織も立ち上がったところでありますが、今後の水島地区のまちづくりについて、どのように進めていこうとお考えなのか、当局のお考えをお尋ねいたします。

3点目に、教育行政についてお尋ねいたします。

この項1項目めとして、学力向上支援事業、学習支援ソフトについてお尋ねいたします。

今回の9月補正予算に計上されている新規事業としての学力向上支援事業ですが、導入を予定されている学習支援ソフトはどのようなもので、今後どのように活用していくのか、お尋ねいたします。また、今回の導入に際して、市内の学校で試行されている学校はあるのか、お尋ねいたします。

これまで導入した学習支援ソフトの中には、導入されたものの、導入後余り活用がなされず、活用が不十分なソフトもあると聞いていますが、導入に際して現場の意見を聞いているのか、また今回の学習支援ソフトの導入は地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用されていますが、今回導入されるソフトも毎年更新が必要と伺っていますが、導入後、来年度以降、国の補助金がつかなくなった場合の事業の継続について、どのようにお考えなのか、お尋ねいたします。

この項2項目めとして、教室へのエアコン設置についてお尋ねいたします。

現在、市内の小・中学校の普通教室には扇風機が設置され、学習環境の改善が図られてきました。以前は扇風機すらなかったので、以前と比較し随分快適に学習できる環境改善が図られたと言えますが、一方で、現場では熱風を扇風機で教室全体に送っているのと同じで、これでは集中して学習することが難しいのではという御意見も伺っています。学力向上のためにも、快適な環境で学習できる環境整備を求めるところであります。暑い中での学習は、情緒障がいのある児童・生徒にとってはとても厳しく、たびたびパニックを起こすことがあると伺います。水島コンビナートに隣接している学校では、オキシダント注意報が発令されると、たとえ真夏であっても、窓を閉め切って授業を行っていると伺います。

そこでお尋ねいたしますが、これらの問題を解消するため、普通教室へのエアコン設置、特に特別支援学級への計画的な設置を求めますが、当局のお考えをお尋ねいたします。

この項3項目めとして、学校のトイレの改修についてお尋ねいたします。

これまでも本会議で、このことについて議論がなされていますが、学校のトイレは、古い、暗い、洋式便所がないと伺いますが、学校のトイレの現状はどのようになっているのか、また今後の学校のトイレの改修計画はどうなっているのか、お尋ねいたします。

この項4項目めとして、耐震化事業の進捗状況についてお尋ねさせていただく予定でしたが、この項目につきましては先日の北畠議員の質問と重複いたしますので、私からは早期の耐震化を求めて要望とさせていただきます。

この項5項目めとして、バリアフリー化についてお尋ねいたします。

さきに行われた衆議院議員選挙でも、学校施設が投票所として利用されたり、また緊急避難場所として活用されるなど、学校は、日常利用している児童・生徒や教職員のみならず、地域の方も含め幅広い方々が利用する施設であります。その学校について、段差が多過ぎる、手すりがついていないなど、バリアフリー化に向けての課題を多く伺います。高齢者や障がいを持たれた方に対応するためにも、校舎のつくりの見直しやバリアフリー化を計画的に取り組むべきと考えますが、今後どのように進めていくのか、お考えをお尋ねいたします。

4点目に、放課後子ども教室についてお尋ねいたします。

この項では、コーディネーター等の謝金についてお尋ねいたします。同様の質問を本年2月定例会の際に質問をさせていただきました。

放課後子ども教室推進事業は、地域のボランティアの方々の協力を得て、放課後や週末にさまざまな体験や交流活動ができる場と機会を子供たちに提供する国の補助事業で、本市では平成20年度から実施しており、今年度には9つの小学校区で実施されていると伺っています。

この事業の調整・推進役であるコーディネーター、子供たちの活動を見守る安全管理員、学習指導を行う学習アドバイザーの3者については、国が謝金の補助対象にしています。そこで、本市では、放課後子どもプラン推進のために設置している倉敷市放課後対策事業推進委員会で協議し、それぞれについて謝金単価を定めて、個人に支払いをされています。現在、各個人に謝金を支払っていますが、謝金の対象となる人数が決められているため、お手伝いいただいている方々の中には、お金をもらってお手伝いしている方とボランティアでお手伝いしている方というように、同じお手伝いをいただいている方で差異が生じたり、また、実際はお手伝いに出ていただいていても、謝金をなるべくお手伝いいただいている皆さんにお出ししようとするため、順番で謝金を受け取れるように配慮するなど、私も地元の小学校区の放課後子ども教室のお手伝いをさせていただく中で、この事業の課題を感じています。

放課後子どもプラン推進のために設置している倉敷市放課後対策事業推進委員会の中でも、同様の意見が委員から出されていると伺っていますが、このコーディネーター等への謝金について、現在の方式を改めて、各個人ではなく団体に一括して支払うことができないか、当局のお考えをお尋ねいたします。

最後に5点目に、茶屋児島自転車道、いわゆる下津井電鉄跡地の植栽等の管理についてお尋ねいたします。

数年前、この沿線沿いの市民の方から、これまで個人で、ボランティアで自宅沿いの沿線に植えられている植栽の管理をしていたけれども、もうそろそろボランティアで管理をするのをやめたいという御相談を受けました。ここは本来市道なので、市のほうに管理をお願いできないだろうかという御相談を受け、市の担当課に行き御相談をさせていただきました。そうすると、ちょうどその年、まだ対応できる予算があるということで、その予算で対応させていただくというお返事をいただいていました。しかし、年度末を過ぎても対応がなされていないので、再度市の担当の方にお尋ねをしたら、私が御相談させていただいたこともあり、茶屋児島自転車道の一部だけではなくて、全体として管理のあり方を検討している旨のお返事でありました。そして、その後現在に至るまで、その対応がいまだなされていないため、今回議会で質問に取り上げさせていただきました。

今回、質問に取り上げるに当たり、茶屋児島自転車道、いわゆる下津井電鉄の跡地の植栽等の管理状況を調べてみました。議長のお許しをいただいて配付させていただいている写真が、茶屋児島自転車道の沿線沿いの植栽等の様子の一部であります。本来市が管理すべき箇所で、樹木が茂って自転車道まではみ出し、通行の支障になっているところ、また私有地にある樹木が茂って、市道である自転車道まではみ出し、通行の支障になっているところなど、この茶屋児島自転車道の沿線沿いには、十分市の管理が行き届いていない箇所が多く存在することに気づかされました。

配付資料の写真の中で、特に7番の写真を今回こちらのパネルにさせていただきました。これは、特に激しいと思った箇所で、ちょうどこれが学校裏になるんですけれども、ここが自転車道になっていますが、市道であるはずなんですが、樹木が茂って、市道、自転車道まで覆いかぶさっているような状況で通行の支障、妨げにもなっていますし、また、これは学校裏ということで茂みがありますけれども、この茂みに隠れて人目になかなかつかないということで、この付近で中学生がたむろして、たばこを吸ったりして非行の温床になっていて、この学校の用務員の方も困られているというお話をお伺いしました。

そこでお尋ねいたしますが、茶屋児島自転車道、いわゆる下津井電鉄跡地は市道と思われますが、この植栽等の管理について、本市としてどのようにお考えなのか、お尋ねいたします。

以上で私の質問を終わらさせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)

○議長(大橋賢君)

答弁を求めます。伊東市長。

(市長  伊東 香織君  登壇)

◎市長(伊東香織君

皆さんおはようございます。本日もどうぞよろしくお願いいたします。

それでは、時尾 博幸議員さんの御質問にお答えをさせていただきます。

私からは、水島地区のまちづくりについてお答えをさせていただきます。

水島地区につきましては、水島臨海工業地帯の伸展とともに、道路や下水道、都市公園の整備、あるいは水島臨海鉄道の高架事業など都市基盤整備が進められてきております。その高度成長期から相当の期間もたち、また最近では社会情勢の変化にもより、働いていらっしゃる企業の従業員数の減少や大規模商業施設の撤退など、町を訪ねてこられる方の数の減少、またそれによります商店街の疲弊など、そのような状況になってきているものと思っております。

このような現状を踏まえまして、水島地区の町の将来像、そしてその将来像を実現していくための具体的な施策を考えていくことが必要であるというふうに考えまして、ことしの7月に、まず市職員で構成をいたします、庁内組織である「水島地区リフレッシュ構想検討委員会」を設置させていただいております。

検討委員会では、これまでにいただいております市民の皆様からのいろいろな御意見、そして既存の行政計画などを踏まえまして、まずは、そのまちづくり構想の基礎となります町の現状調査・診断を行っているような現状であります。例えば、防災・防犯等の安全性の観点から、そして交通や公共施設、公共サービス等の利便性の観点から、そして環境や景観等の快適性の観点からなど、このような観点から水島地区の町の現状診断を行っているような状況でございます。この基礎調査をもとにして、町の将来像の案をつくっていきまして、再生に向けてのまちづくりの目標や方針を設定するとともに、どういうソフト事業、もしくはハード事業が必要なのかと、そういう点について大きく検討をしていきたいと思っております。

議員さんお尋ねの水島地区のまちづくり構想、そしてそれを実現するための核となる事業につきましては、現在の想定エリアやその周辺だけではなく、水島地区全体、さらには市全体を考慮して検討していくことになっていくわけでございます。

この検討委員会の、まずはまちづくり構想の案でございますけれども、調査に基づきまして今年度末までに、まず庁内としての考え方、構想案をつくってまいりまして、その後、市民の皆様からの御意見、先ほどおっしゃってくださいましたような団体の皆様、水島で取り組んでくださっている皆様方の御意見をお伺いして、基本構想というものをつくっていきたいと、このように全体としては考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

その他の御質問につきましては、担当よりお答えをさせていただきます。

○議長(大橋賢君)

藤原教育次長。

(教育次長  藤原 博君  登壇)

◎教育次長(藤原博君)

教育委員会関係、5点の質問に順次お答えします。

まず、新型インフルエンザ対策についてのうち、学校・園での対応についてでございますが、倉敷市教育委員会では4月下旬より、倉敷市新型インフルエンザ対策本部を初め、文部科学省並びに岡山県教育委員会の通知をもとに、学校・園に対し、新型インフルエンザに関する情報の提供や対応の指示を行ってまいりました。学校・園では、幼児・児童・生徒に対して丁寧な手洗い、うがいの励行、せきエチケットを指導するとともに、毎朝の健康観察を徹底するなど新型インフルエンザ対策に努めております。

議員お尋ねのマスクですが、学校・園では、登校してきた幼児・児童・生徒が急な発熱などで保健室等で休んでいるときなど、限られた場合に感染を防ぐために使用するためのものです。また、消毒剤は通常手洗い場に設置し、手洗いの励行に使用しております。

マスク及び消毒剤の備えについてでございますが、学校・園では市教育委員会から年度当初に配分しております保健室医薬品費を活用して購入し、一定の備蓄を行っております。また、教育委員会でも一定量のマスク及び消毒剤を備え、緊急に必要とする学校・園に補充することとしております。

教育委員会といたしましては、感染防止の基本である丁寧な手洗いとうがいの励行、せきエチケットの徹底を、学校・園に対し今後とも指導し、新型インフルエンザの拡大防止に努めてまいります。

次に、教育行政についてのうち、まず学力向上支援事業についてでございますが、先日もお答えしましたが、今回導入を予定している学習支援ソフトは、従来のクラス全員に同じプリントを配布するという方法と異なり、個々の児童・生徒が自分の課題に応じた学習プリントを自分で選び、打ち出すことが簡単にできるソフトであります。その活用方法としては、1時間1時間の授業の中で、児童・生徒のつまずきに合った学習プリントを使って学習内容の理解を深めたり、学習内容をより定着させたりするなど、授業時間の中での活用を考えております。また、放課後や家庭での学習においても、個々の児童・生徒の課題に合ったプリントを自分で選んで自分で取り組むなど、授業時間外での活用も考えております。

同様のソフトウエアを5年前から活用している学校がございますが、実際に利用した先生方からは、学力向上に有効であるとの一定の評価をいただいております。また、これまでもコンピュータの更新に合わせて、さまざまなソフトウエアやコンテンツを導入してまいりましたが、それぞれに長所、短所があり、中には、一斉指導での活用では有効であったものの、個々の課題には対応しにくいというソフトもございました。今回の学習支援ソフトとあわせて、それぞれの長所を生かし活用していくことで、児童・生徒の学習意欲の向上や個に応じた学力の向上がさらに図れるものと考えております。

なお、今回は地域活性化・経済危機対策臨時交付金を使用しての導入を計画しておりますが、来年度以降につきましては、活用の状況や成果と課題を十分把握した上で、継続できるよう検討してまいりたいと考えております。

次に、教室へのエアコン設置についてでございますが、学校で児童・生徒が快適に勉強することができるよう、施設設備を整備していくことは重要なことと考えております。本市では学習環境改善策の一環として、平成18年度、19年度の2カ年で特別支援学級を含むすべての小・中学校の普通教室に扇風機を設置しました。教育委員会としましては扇風機設置を原則としておりますが、特別支援学級においては、在籍している児童・生徒の健康上の理由により対応していくことを検討しております。

なお、議員御指摘の扇風機が熱風をかきまぜているという点につきましては、利用状況も含めて調査をしてまいります。

次に、学校のトイレの改修についてでございますが、市内の公立学校施設につきましては昭和40年から50年代に建設されているものが多く、トイレについては和式トイレを設置しておりました。しかし、近年の生活スタイルの変化に伴い、老朽化しているトイレの洋式化や改修などに対する要望が高まり、平成10年代前半からトイレの洋式化や改修に取り組んでおります。現在、小・中学校のほとんどすべてに洋式トイレはありますが、全トイレ数に占める洋式トイレの割合は26%程度となっております。

また、女性教職員用トイレの洋式化や屋外のくみ取りトイレの水洗化などを進めているところです。女性教職員トイレの洋式化については、本年度中に14校改修予定であり、本年度末には89校中67校が整備される見込みです。また、屋外くみ取りトイレの水洗化についても、残り8カ所のうち、本年度中に6カ所を改修する予定としております。いずれも、平成23年度末までにはすべて完了する予定です。さらに、施設点検等により、必要に応じて間仕切りの取りかえや部分塗装といった改修も随時実施しております。今後、大規模改修等を実施する際には計画的にトイレ改修に取り組み、だれもが利用しやすいトイレ整備に努めてまいります。

次に、バリアフリー化についてでございますが、学校施設はすべての児童・生徒などの健康と安全を十分に確保することはもちろん、地域の防災拠点としての役割が求められており、児童・生徒、教職員、保護者、地域住民の皆様など多様な人々の利用を考慮し、バリアフリー化を推進していくことは大変重要であると認識しております。学校・園のバリアフリー化につきましては、現在は心身に障がいを持つ児童・生徒の就学等に合わせてスロープや手すりなどの設置のほか、和式トイレを洋式化するなどを実施しております。また、校舎等の新築、改築や大規模改造を行う際には、可能な限りバリアフリー化を行っています。

教育委員会といたしましては、現在重点的に取り組んでいる校舎等の耐震化のめどがつき次第、お年寄りや障がいを持った方の施設利用も視野に入れたバリアフリー化を計画的に推進してまいりたいと考えておりますので、以上御理解のほどよろしくお願いいたします。

○議長(大橋賢君)

田口保健福祉局長。

(保健福祉局長  田口 哲男君  登壇)

◎保健福祉局長(田口哲男君)

放課後子ども教室についてのうち、コーディネーター等の謝金についてでございますが、放課後子ども教室は、放課後や週末に学習やスポーツ、文化活動、地域住民との交流活動等ができる場と機会を子供たちに提供するため、地域のボランティアの方々の協力を得て、市内9小学校区の学校施設等を利用して実施いたしております。

運営につきましては、市内9小学校区ごとにPTAや老人会、子供会、愛育委員会、栄養改善委員会、町内会等の役員で構成いたします「放課後子ども教室運営委員会」に事業の計画実施を委託いたしております。事業の調整・推進役をお願いしておりますコーディネーターの方や安全管理員、それから学習アドバイザーの方には、それぞれの謝金単価に基づきまして、市が直接個人に謝金をお支払いいたしております。

御質問のコーディネーター等の謝金を放課後子ども教室の実施団体にお支払いするということにつきましては、今後、国など関係機関と協議してまいりますので、よろしくお願いいたします。

○議長(大橋賢君)

富岡建設局長。

(建設局長  富岡 光男君  登壇)

◎建設局長(富岡光男君)

茶屋児島自転車道の植栽等の管理についてでございますが、この道路は茶屋町から児島地区につながる延長約14キロメーターの自転車専用道路であり、通勤や通学、さらには最近の自転車ブームもあって、サイクリングなどのレクリエーションにも利用され、地域の方に大変親しまれている道路であります。

この沿道には、桜やカイヅカイブキなどが植えられ、主に市が剪定などの管理を行っておりますが、地区によっては、個人あるいは地元団体のボランティアにより維持管理されている植栽もあります。こうした中、議員御指摘のように、ボランティアの高齢化などによって、それまでの活動が継続できなくなるケースもあると考えられます。そうした場合は市の担当窓口まで御相談いただければ、市民がボランティアで道路などの美化活動を行う「アダプト・プログラム制度」を活用するなど、市と住民が協働して植栽などの管理を行ってまいりたいと考えております。

なお、通行の支障となるような生い茂った箇所については、市が所有する植栽については、さらに適切な管理に努めてまいります。また、個人所有のものについては、剪定などの協力を要請してまいります。今後とも、沿道の植栽の管理につきましては、地元自治会、PTAなどの関係団体と連携を図りながら、利用者の方々が安全で快適に利用できるようより一層努力してまいりますので、よろしくお願いをいたします。

○議長(大橋賢君)

12番 時尾 博幸議員。

(12番  時尾 博幸君  登壇)

◆12番(時尾博幸君)

再質問をさせていただきます。2点要望をさせていただきたいと思います。

1点、水島地区のまちづくりについてでございますが、ちょうどきのう、水島地区選出の市議会議員で集まって、水島サロンのことや、その後の水島地区のまちづくりについて協議の場がありました。その場でも出ていた意見と重複をするんですけれども、先ほど市長の御答弁で、今年度末には庁内組織の構想案がまとまるということでありますけれども、これまでのケースで、構想案がまとまった後にコンサルトに丸投げをして、余り議会とか市民の皆さんの意見が十分反映されてなく、骨抜きの構想案といいますか、そういう案が多くなっていて、実効性がなかなか乏しいというような案もこれまであったように伺っています。

水島地区で、これまでまちづくり交付金を活用しようといった検討のまちづくりのワークショップが行われていたり、水島地区のコンビナートの企業にもそういうアンケートをされていると伺っていますが、そういうものも生かして、コンサルに丸投げをするんじゃなくて議会や市民の皆さんと十分協議をして、構想案をつくっていくよう要望させていただきます。

特にこのことにつきましては、先ほど言った会の皆さんもございますけれども、今、旧倉敷、玉島、児島とまちづくり交付金を使った事業をしていて、真備、船穂では合併特例債事業が行われていて、水島地区だけ今特にそういう事業が行われていなくて、市民の中には今回の総選挙のことを引き合いに出されて、政府・与党が総理大臣もころころかわったりして信頼が得られなかったのと同じように、今回の件で水島地区の議員も仕事をしないんだったら、次の選挙で結果を出さないけんなあというふうに、きつく言われる市民の方もおられるぐらい要望が強い案件でありますので、ぜひ地域の皆さんの声も聞いて、しっかり取り組みをしていただきたいと思います。

もう一点、教育行政について、学習支援ソフトについてでありますけれども、学習支援ソフトを5年前から市内の小学校、中庄小学校で試行されていたとお伺いしました。私も先日、その学習支援ソフトを5年前から導入されていた中庄小学校に、視察にお伺いをしました。市長も、先月末視察にお伺いされたということであるんですけれども、利用されている担当の先生のお話を聞いても、今回の補正予算では学習支援ソフトの導入の予算とあわせて、プリンターが各校2台配置をされる予算がついているとお伺いをしています。

現場の先生のお話をお伺いすると、例えば新しくできた玉島北中学校や倉敷南小学校、長尾小学校のようにオープンスペースがあるところだったら、児童・生徒が集まってプリンターを使って、この支援ソフトの特徴であるように、一つの冊子だけで勉強するんじゃなくてそのソフトによって、自分が勉強しようと思ったら、どんどんどんどん発展の学習ができるというのが、その場でできるというのが特徴というふうに伺っていますので、その特徴を生かすためにも、できれば各教室に1台プリンターが設置をされて、そのソフトが十分に、有効に使えれるように望むんですけれども、なかなか各クラス1台というのは難しい面もあると思いますので、今回2台ということでありますが、例えば各学年1台、どこかそういうスペースが確保できるように、今お伺いすると職員室やそういう情報のコンピュータルームや、最近算数教室という部屋もあって、そういうところにはプリンターがあるけれども、そのほかではないということですので、今回この学習支援ソフトを導入してその特性が生かせれるような、プリンターが特にそうでありますけれども、そういう配置をしていただけるよう要望をさせていただきます。

 
 
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