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平成24年11月定例会一般質問会議録 (12/12/07)
 
1.伊東市長の政治姿勢について
2.水島リフレッシュ構想について
3.観光行政について
4.保健福祉行政について
5.選挙事務について
 
 

○議長(森守君)

続いて、13番 時尾 博幸議員。

(13番  時尾 博幸君  登壇)

◆13番(時尾博幸君)

(拍手)青空市民クラブの時尾 博幸です。

 通告に従いまして、5点質問をさせていただきます。

 まず最初に、伊東市長の政治姿勢について、JR山陽本線等倉敷駅付近連続立体交差事業について質問をさせていただきます。

 伊東市長は今議会の提案理由説明において、「倉敷駅南北の人や車の流れの大幅な増加により、鉄道によって分断された南北交通の抜本的な対策による市街地一体化の重要性はより高まっており、新知事に対しまして、JR山陽本線等倉敷駅付近連続立体交差事業の推進を強く要請してまいります」と述べられました。

 県知事選が終わった後の11月3日の毎日新聞のきび談語というコラムに、「新知事に決まった伊原木 隆太さんが、知事選期間中に公約したとされるJR倉敷駅周辺の高架化について、当選した直後に「約束したわけではない」と発言を後退させた。言葉の軽さが気にかかる。まだ就任していない段階なのにぶれているとの見方もある」との記事がありました。

 また、現在開会中の11月定例岡山県議会の代表質問において、民主・県民クラブの木口 京子議員が県のJR倉敷駅周辺連続立体交差事業について、関連する倉敷市の土地区画整理がずれ込む見通しとなったことを上げ、「高架化の必要性などを再評価すべき」と求められました。伊原木知事は土地区画整理のおくれについて、「大きな方針転換で、事業実施の確実性で困惑している」とし、「議会などの意見を踏まえ、計画を継続するか判断したい」と述べられました。倉敷市は先月、倉敷駅北西の第二土地区画整理事業で、2015年度としていた完了が2019年度にずれ込むと岡山県に伝えたと伺っています。

 このような状況の中、伊東市長は提案理由説明でも、新知事に対してJR山陽本線等倉敷駅付近連続立体交差事業の推進を強く要請されるとのことですが、今後、具体的にどのような行動をとられるのか、お考えをお尋ねいたします。

 2点目として、水島リフレッシュ構想についてお尋ねいたします。
 この項1項目めとして、倉敷市環境交流スクエア──水島愛あいサロンについてお尋ねいたします。
 現在、倉敷市環境交流スクエアは、倉敷市の直営により運営されていますが、来年度以降の運営についてはどのように考えているのか、お尋ねいたします。また、多目的芝生広場にしている土地の返還時期が迫っていますが、今後の方針はどのように考えているのか、お尋ねいたします。

 この項2項目めとして、水島支所周辺公共施設の複合化等の検討についてお尋ねいたします。

 水島リフレッシュ構想の中では、老朽化している水島公民館や水島児童館を中心として、水島支所周辺公共施設の複合化等の検討が掲げられていますが、今後具体的にどのように取り組むのか、お考えをお尋ねいたします。

 3点目として、観光行政についてお尋ねいたします。

 この項1項目めとして、倉敷観光ウエブについてお尋ねいたします。

 倉敷の公式観光サイトとして、ことしの4月から運営されている倉敷観光ウエブサイトについては、掲載に当たって、無料、有料での掲載基準が曖昧ではないかという御意見を伺っていますが、このインターネットのホームページの運営に当たって、適切な管理運営がなされているのか、現状の取り組みについてお尋ねいたします。

 この項2項目めとして、観光ボランティアガイドについてお尋ねいたします。

 現在本市においては、観光ボランティアガイドが、市内各地域で観光客への無料案内を行っており、好評を博していると伺っています。ことしの4月1日から、倉敷観光コンベンションビューローが公益社団法人として新たにスタートしたこともあり、公益の部分と収益の部分の割合にも影響があり、観光ボランティアガイドの会合の場で、早朝、夜間での有料ガイドや、一部のルートでの有料化の提案がなされ、ボランティアガイドの方の中には、公益社団法人化に伴う説明も十分ないままガイドの有料化の提案がなされたことに対して、反発の声も上がったと伺っています。

 今回の質問は、倉敷観光コンベンションビューローと観光ボランティアガイドの皆さんとの関係ということで、倉敷市としては倉敷観光コンベンションビューローに、多額の補助金を出している団体の管理・監督責任があるということになりますが、倉敷観光コンベンションビューローの公益社団法人化に伴う体制の変更点などについて、観光ボランティアガイドの皆さんに十分説明を行うよう指導するとともに、観光客へのおもてなしや観光客誘致の観点からも、ボランティアガイドの存在意義は大きいと考えられ、今後も観光ボランティアガイドが、倉敷観光コンベンションビューローと連携しながら活動が継続できるよう、引き続き支援していただくことを要望させていただきます。

 4点目として、保健福祉行政についてお尋ねいたします。

 この項1項目めとして、民生委員・児童委員の改選についてお尋ねいたします。

 現在、倉敷市社会福祉審議会民生委員適正配置検討専門分科会で、次期改選に向けて議論がされていると伺っていますが、民生・児童委員の改選に向けた今後のスケジュールについてお尋ねいたします。また、高齢社会を迎え、民生委員の活動も多岐にわたり、地域での必要性も高まっていますが、市内各地区での配置のバランスについての検討はどのように考えているのか、お考えをお尋ねいたします。

 この項2項目めとして、がん対策条例についてお尋ねいたします。

 がん対策条例の制定については、このたび、来年1月の倉敷市議選に向けてまとめた会派マニフェストの項目の一つとして掲げています。

 倉敷市においては、死亡原因の第1位はがんであり、がんによる死亡者数を減らすためには、がん対策が重要であると考えますが、これまでの本市の取り組みと、今後がん対策条例の制定についてはどのように考えているのか、お尋ねいたします。

 最後に、5点目として、選挙事務についてお尋ねいたします。

 この項では、選挙公報の選挙管理委員会ホームページ上への掲載についてお尋ねいたします。

 ことしの2月定例会の一般質問でも同様の質問をさせていただきましたが、その際は石井選挙管理委員長から、「選挙管理委員会といたしましては、国や県などの動向を注視しながら、セキュリティ対策など技術的な課題について検討してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします」と御答弁をいただきました。

 その後、ことしの10月に行われた岡山県知事選挙では、選挙公報が岡山県選挙管理委員会のホームページに掲載され、現在行われている衆議院議員選挙でも、選挙公報が都道府県の選挙管理委員会ホームページ上への掲載がなされると伺っていますが、本市においても、来年1月に行われる倉敷市議会議員選挙において、選挙管理委員会ホームページ上への選挙公報の掲載を行うべきと考えますが、お考えをお尋ねいたします。

 以上で私の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)

○議長(森守君)

 答弁を求めます。伊東市長。

(市長  伊東 香織君  登壇)

◎市長(伊東香織君)


 それでは、時尾 博幸議員さんの御質問に順次お答えをいたします。

 まず、JR山陽本線等倉敷駅付近連続立体交差事業につきまして御質問をいただきました。

 この事業の必要性につきましては、倉敷のまちづくりに必要不可欠なものであるわけでございますが、特に昨年開業いたしました駅の北の施設ができましてから、市の中での交通量も大変ふえてきております。例えば、ことし8月に行いました倉敷駅周辺から美観地区までの27カ所での通行量調査によりますと、12年ぶりに1日当たりの通行量が10万人を超えておりまして、前年と比べまして1.5倍の通行量となっているなどの結果が出ております。

 倉敷市といたしましては、この鉄道によりまして分断をされている南北交通の一体化の重要性は、より一層高まっていると考えておりまして、9カ所の踏切の除却、24カ所の道路の南北通行を一挙に行うことができるこの事業については、まちづくりにとりまして不可欠であるというふうに思っております。

 県におかれましては、今年度中に事業の再評価を行うということとされておりまして、事業の方向性、目標年次などを示していただけると思っておりますが、それに向けまして、倉敷市といたしましては現在、関連する倉敷市の事業のスケジュールなどを県にお伝えをいたしましたり、必要な打ち合わせをするということで、今行っているところでございます。市といたしましては、早期に都市計画決定をまずしていただけるように、県と市との間で連携を図りまして、この立体交差事業につきまして進めていけるように努力をしていきたいと思っております。

 私といたしましては、再評価までの早い時期に知事に直接お会いしまして、必要性を十分に説明させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

 続きまして、観光行政についてということで、倉敷観光ウエブにつきまして御答弁を申し上げます。

 現在、観光客の方の情報入手手段といたしまして、年々インターネットの比重が高まってきているのは全国的な傾向であると思っております。その中で倉敷市におきましては、これまで、倉敷市の観光サイトと観光コンベンションビューローの観光サイトと、別々の情報発信ということになっていたということもありましたので、ことしの4月から、倉敷市と倉敷観光コンベンションビューローと倉敷コミュニティメディアとで倉敷市観光情報発信協議会を立ち上げまして、新しいサイトを運営することにいたしました。このサイトでございますが、現在、月平均11万アクセスをいただいておりまして、前の年度と比べまして、36%アクセスの方の数がふえているという調査の結果が出ております。

 今回のサイトにつきましては、これまでの観光客の方などへのアンケートの結果も参考といたしまして、これまで行政だけが運営するサイトでは、お客様の求めていらっしゃる、例えば個別のお店の紹介でありますとか、宿泊予約システムの導入でありますとか、体験プログラムの充実でありますとか、そのようなものがなかなか難しかった点もありましたが、今回、このような協議会をつくりまして新しいサイトを運営することにしましたところ、今申し上げましたようなお客様のニーズに沿ったような情報の発信を今できるようになってきております。

 例えば、人気があるものといたしましては、「モデルコース」「観る・遊ぶ」「食べる・グルメ」というコースなどがあるんですけれども、特に47のモデルコースを設定しておりまして、この中に体験型の観光などのコースを組み込んでおりまして、随分アクセスをいただいて、そして実際に訪れられる方もふえているというふうに伺っております。今後も、関係者の皆様と連携をいたしまして、倉敷市の観光の発信に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。

 その他の御質問につきましては、担当よりお答えを申し上げます。

○議長(森守君)

 石井選挙管理委員会委員長。

(選挙管理委員会委員長  石井 淳君  登壇)

◎選挙管理委員会委員長(石井淳君)

 選挙公報の選挙管理委員会ホームページ上への掲載についてでございますが、昨年から東日本大震災の被災自治体における選挙では、避難されている方々への情報提供の充実を図るため、公職選挙法第6条に基づく啓発・周知活動の一環として、選挙公報をホームページ上へ掲載することが認められておりました。その後、本年3月29日に総務省から、被災地以外の自治体においても同様の取り扱いが可能との通知がありました。これを受けて、岡山県においては10月の県知事選挙で初めて実施されました。また、現在行われている衆議院議員総選挙でも、明朝までに県選挙管理委員会のホームページへ掲載される予定でございます。

 これらの状況を踏まえまして、本市においても、来年1月27日執行の倉敷市議会議員選挙から実施する予定で準備しておりますので、よろしくお願いいたします。

○議長(森守君)

 堀尾企画財政局長。

(企画財政局長  堀尾 淳治君  登壇)

◎企画財政局長(堀尾淳治君)

 水島リフレッシュ構想についてのうち、倉敷市環境交流スクエア──水島愛あいサロンについてでございますが、環境交流スクエアは、市民の皆様の相互交流の場として、また環境学習や環境教育の拠点として、まず平成23年度にコミュニティフロア、スポーツフロア、芝生広場などをオープンし、本年4月には環境学習センターと環境監視センターを供用開始いたしました。現在は市の管理運営により、環境イベントやスポーツ教室、また水島朝市など、市民の皆様に幅広く御利用いただいているところでございます。

 今後の施設管理運営につきましては、平成25年4月から平成29年2月までの約4年間、指定管理者制度を導入する予定としておりますが、環境学習センターの事業運営と環境監視センターの調査分析業務につきましては、引き続き市が直接行い、当該施設の清掃などの施設管理のみを指定管理者の業務範囲としております。

 芝生広場につきましては、土地の賃貸借契約期間が平成26年12月末までとなっております。その後どのように対応するかにつきましては、今後指定管理者が実施するイベントなどの広場活用策の利用状況等も踏まえながら、総合的に検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。

○議長(森守君)

 受川建設局長。

(建設局長  受川 良美君  登壇)

◎建設局長(受川良美君)

 水島リフレッシュ構想についてのうち、水島支所周辺公共施設の複合化等の検討についてでございますが、水島リフレッシュ構想は、水島支所周辺の中心部約143ヘクタールのエリアをリフレッシュし、水島地域の活性化を図ることを目的とし、平成22年8月に作成し、本年8月にはその事業計画を発表し、10月に市民説明会を開催したところでございます。水島支所周辺公共施設の複合化等の検討に関しましては、水島リフレッシュ構想の水島地域の住民や通勤者などに、公共サービスを使いやすくする施策の事業の一つでございます。

 今後の取り組みといたしましては、本年度末までに本市の建物の公共施設白書の本編を、来年度末までに施設別編ができますので、各施設の利用状況やライフサイクルコスト──いわゆる生涯費用でございますが──などの客観的なデータで、施設の現状をお示しできる予定でございます。それを踏まえまして施設の有効活用を図るべく、水島支所周辺の公共施設について、公民館、児童館などの複合化も含めて、今後の適切な施設の配置や整備などを検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

○議長(森守君)

 黒江保健福祉局長。

 (保健福祉局長  黒江 庄平君  登壇)

◎保健福祉局長(黒江庄平君)

保健福祉行政についてのうち、民生委員・児童委員の改選についてでございますが、民生委員・児童委員の任期は3年と定められており、平成25年12月1日に一斉改選が行われます。

 現在、倉敷市社会福祉審議会民生委員適正配置検討専門分科会において、改選後の定数及び配置を定めるための検討をいただいております。この分科会からの答申を受けた後、平成25年6月から、各地区の民生委員推薦準備会から倉敷市民生委員推薦会に対して候補者の推薦が行われ、候補者がそろった段階で市長への推薦となります。その後は、倉敷市社会福祉審議会民生委員審査専門分科会への諮問、答申を経て、9月ごろに厚生労働大臣へ推薦、委嘱決定を受け、12月1日に委嘱するスケジュールとなっております。

 次に、民生委員適正配置検討専門分科会における配置の検討方法についてでございますが、各地区の将来推計人口、高齢化率、災害時要援護者数や担当面積等の基礎資料をもとに、各地区の実情や地元からの要望等に配慮しながら細かな調整を行い、増減数を決定いたします。

 引き続き、地域福祉の担い手である民生委員・児童委員の方の活動しやすい環境づくりを目指し、適正配置のための支援に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

○議長(森守君)

 吉岡保健福祉局参与。

 (保健福祉局参与 吉岡 明彦君  登壇)

◎保健福祉局参与(吉岡明彦君)

 保健福祉行政についてのうち、がん対策条例についてでございますが、本市におけるがん対策は、岡山県がん対策推進計画に基づき、がんによる死亡者数の減少を目的として、がんの予防、がんの早期発見を重点的に行っています。

 がんの予防については、がんに関する一般的な知識や、生活習慣による発がんへの影響を普及啓発するとともに、市民の相談に応じるなどの取り組みを推進しています。がんの早期発見については、これまでもけんしん受診券や倉敷けんしんガイドなどで周知してまいりました。受診しやすい検診体制の整備としては、無料クーポン券の送付や日曜日に実施している乳がん・子宮がん同時検診、さらに生活習慣病予防健診との同時実施などの取り組みを行っています。

 また、がん検診の受診率向上のために、今年度は市内の検診実施機関の協力を得て、職場健診、人間ドックなどの市民全体の受診状況を調査中です。今後は、その調査結果をもとに、対策を講じていきたいと考えています。

 議員御指摘のがん対策条例につきましては、がんの予防、早期発見、適切な医療提供などの対策を総合的かつ計画的に進めていくためのものと理解しております。現在、20都道府県と中核市1市を含む7市区で制定されております。今後、他市の状況並びに平成25年度からの新たな岡山県がん対策推進計画などを参考にしながら研究してまいりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

○議長(森守君)

 13番 時尾 博幸議員。

(13番  時尾 博幸君  登壇)

◆13番(時尾博幸君)

 再質問をさせていただきます。

 1点要望させていただきたいと思います。水島リフレッシュ構想の部分ですが、倉敷市環境交流スクエア──水島愛あいサロンは、来年の4月から平成29年2月までは、指定管理者制度が導入をされるということです。その指定管理者制度が導入をされているこの期間の間に、さっきの水島支所の周辺の公共施設の複合化等の検討の部分では、公共施設白書が本年度末までに本編がまとまって、平成25年度末までに施設別編がまとまるということなので、公共施設白書の施設別編がまとまる平成26年3月までは、水島支所周辺の公共施設の複合化の話が前に進まないというふうに伺っておりますけれども、その一方で、芝生広場のほうが、契約の満了が再来年の平成26年12月末までになっています。お伺いをすると、もしこの芝生広場の土地を、契約を延長する場合は6カ月前まで、ということは平成26年6月までに延長する旨のお返事を戸倉さんのほうにしないといけないというふうに伺っておりますけれども、この関係で言うと水島リフレッシュ構想、今水島愛あいサロンの西側に駐車場や樹木を植えている文化センターの建設予定地の活用も記載をされていますが、その文化センター予定地の活用も含めて、水島支所周辺の公共施設の児童館や公民館の複合化等も含めて、議会や市民の皆さんの御意見も踏まえて、早急な結論を出していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。






 
 
 
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