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民主党
 
 
 
平成26年6月定例会一般質問会議録 (14/06/17)
 
1.理科観察・実験アシスタント配置事業について
2.公共施設の今後のあり方について
 
 

◆10番(時尾博幸 君)

 無所属の時尾 博幸です。

 通告に従いまして、2点について、一問一答の方式により質問させていただきます。

 まず最初に、理科観察・実験アシスタント配置事業についてお尋ねいたします。

 今回の補正予算のうち、国、県等の補助が内定したもののうち市長公約関連事業として、小学校における理科の観察・実験を支援する補助員を10校に配置するための事業費172万円が計上されています。今回の予算で、倉敷市内の63校全ての小学校へ理科観察・実験アシスタントの配置が一巡すると伺います。

 現場からは、理科観察・実験アシスタントの配置を求める声を伺いますが、来年度以降の配置についてはどのように考えているのか、お尋ねいたします。

○議長(松浦謙二 君)

 井上教育長。

◎教育長(井上正義 君)

 理科観察・実験アシスタント配置事業につきましては、これまでに配置をしました学校からは、観察・実験の準備や片づけ、個々の児童への支援、理科室の環境整備等でとても助かった。理科の授業改善につながり、理科好きの子供がふえた等、好評の声をいただいております。

 倉敷市教育委員会といたしましては、国や県の学力調査の結果から、本市では、理科については多少他の教科より結果は良好で、理科好きな子供が多いことはわかっておりますが、観察・実験の結果を整理分析した上で解釈、考察し、説明することなど、観察・実験にかかわる事項に課題が多いことも明らかになっております。このことから、今後も理科教育、特に観察・実験活動の充実のために、国の補助金等を活用しましてアシスタントの配置をしてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。

○議長(松浦謙二 君)

 時尾 博幸議員。

◆10番(時尾博幸 君)

 来年度以降のアシスタントの配置の考えについて、もう少し詳しく御答弁いただきたいと思うんですけれども、今回、10校予算づけをされました。この事業自体は、今回事業の名前が、理科観察・実験アシスタントという名前ですけれども、平成20年から平成24年までの5カ年で、市内小学校の63校中53校実施をされて、その当時は名称が違って、理科支援員という名前でした。名前も違いましたし、このときは国が10分の10、全部お金の面倒を見るということだったのが、一昨年末に国のほうで政権がかわって、費用の中身も、費用負担が市のほうで3分の2、3分の1が県を通して国のほうが持つということになりました。

 昨年度はこの事業、理科観察・実験アシスタントという名称だったんですけれども、先ほど述べたような事情もあって、国から情報が遅かったこともあって、6月定例の市議会にも上程はされずに、教育委員会のほうは配置を求めたというふうに伺っていますが、短期間での実施の効果なども検討されて、昨年度は実施をされなかったというふうに伺っています。市のほうの負担割合もふえている中で、来年度、もしこの制度が残っていて事業が継続された場合に、アシスタントの配置基準や実施校数について、もう少し詳しく御答弁いただければと思います。

○議長(松浦謙二 君)

 井上教育長。

◎教育長(井上正義 君)

 アシスタントの配置につきまして御質問いただきました。
 実施希望調査の結果や各校のクラス数、理科専科教員の有無等によりまして、数については総合的に考えてまいりたいと思っております。

 先ほどもお答えしましたとおり、本市といたしましては、理科教育の人的支援は重要と考えておりますので、今後も現在のアシスタントの配置が継続をしていくよう、国、それから県へ要望してまいりたいと考えております。御理解のほどよろしくお願いいたします。

○議長(松浦謙二 君)

 時尾 博幸議員。

◆10番(時尾博幸 君)

 配置について、今基準についての考えをいろいろ述べていただいたので、来年度以降、全校実施というのが難しくなるような感じもするのかなというふうには、個人的に思いますけれども、理科教育への人的支援は重要という御答弁でございましたので、来年度以降も、現場からも要望がございますので、引き続き配置をしていただければと思います。

 次の項目に入ります。次に2点目として、公共施設の今後のあり方についてお尋ねいたします。

 先日、倉敷市公共施設白書の施設別編が公表されました。今後の本市における公共施設の再編、統廃合にどのように取り組むのか、お尋ねをいたします。

 あわせて、また一昨年の11月定例会におきまして、私のほうが、水島支所周辺の公共施設の複合化等の検討について、水島リフレッシュ構想の中では、老朽化している水島公民館や水島児童館を中心として、水島支所周辺の公共施設の複合化等の検討が掲げられており、今後の取り組みについて見解を伺った際、答弁では、公共施設白書の本編、施設別編を踏まえて、施設の有効活用を図るべく水島支所周辺の公共施設について、公民館、児童館などの複合化も含めて、今後の適切な施設の配置や整備などを検討してまいりたいと御答弁をいただきました。

 倉敷市公共施設白書の施設別編も公表された中、水島公民館と水島児童館を中心とした水島支所周辺の公共施設の複合化等について、今後どのように取り組むのか、お尋ねをさせていただく予定でありましたけれども、今議会での質問でも、公共施設の再編、統廃合について、担当課が企画経営室なのか財産活用課なのか、また各所管をしている部署なのか、現在はっきりしていない部分があり、答弁もどこがしたらよいか難しいという部分もあるということと、私が所属をしている建設委員会にも一部関連をするところがございますので、生水議員同様、担当部署の一本化を求めさせていただき、また水島リフレッシュ構想自体は、平成23年から平成32年度が事業計画期間でございますけれども、そのうち公共施設の将来に向けた複合化の検討ということで、先ほど述べました水島支所周辺の公共施設の複合化等の検討は、平成24年度から今年度の平成26年度の予定になっていますけれども、公共施設の再編、統廃合という新しい動きが出てきた中で、この平成26年度──今年度末までに複合化の検討がまとまるかどうかという、その予定時期のおくれの懸念もされます。水島児童館と水島公民館のみの複合化ではなく、今回の議会の質問でもあった教育施設など、ほかの公共施設や民間の施設、例えば医療機関とか商業施設などの民間の施設との複合化の可能性など、また施設の管理の運営方法についても、今後検討が進むものと思いますので、市民の皆さんの御意見も十分伺って、取り組みを進めていただくことを要望させていただきます。

 最初の公共施設の再編、統廃合の今後の取り組みについてのみ質問させていただきます。よろしくお願いします。

○議長(松浦謙二 君)

 伊東市長。

(市長  伊東 香織君  登壇)

◎市長(伊東香織 君)

 公共施設白書を活用して、今後どのように進めていくのかということでございます。

 このたび、公共施設白書の施設別編もできましたところでございます。まず、今後出前講座などいろいろな機会を利用しまして、市民の皆様に市内の公共施設の状況につきまして、また今後の見込みにつきましてなど、わかりやすくお知らせをしていくことによりまして、公共施設を取り巻く課題等について、共有をしていくことが非常に重要なことであるというふうに考えております。

 そして、公共施設の再配置を検討するに当たりましては、市民の皆様と課題を共有しながら、今後の重要な点としましては、公共施設が担っている機能をそんなに下げることはなく、でも一方で、今後の人口減少社会に伴っては、施設の総量につきましては、どうしても削減をしていくという方向が避けられないものというふうに考えております。そういった観点で、今後、この公共施設白書を活用しまして市民の皆様と議論を深め、そして公共施設の再編に向けた計画の策定というふうに取り組んでいきたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

○議長(松浦謙二 君)

 時尾 博幸議員。

◆10番(時尾博幸 君)

 これからも出前講座等で、市民の皆さんへの御理解を深めてもらうということで、公共施設の再編、統廃合は、全国的な課題でもあると思います。倉敷市は、全国の中でも先進的な取り組みと伺っておりますので、私自身も、市民の皆さんにそういう理解をしてもらえる場を持つように取り組みをしていきたいと思いますし、この問題が新しいまちづくりにつながるように望んでおりますので、今後ともよろしくお願いします。

 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)


 
 
 
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