○議長(原田龍五 君)
それでは、前日に引き続き質問を行います。
初めに、10番 時尾 博幸議員。
(10番 時尾 博幸君 質問者席登壇)
◆10番(時尾博幸 君)
(拍手)皆さんおはようございます。無所属の時尾 博幸です。
通告に従いまして、一問一答の方式により4点についてお尋ねいたします。
まず最初に、幼児教育についてお尋ねいたします。
この項1項目めとして、幼稚園運営についてお尋ねいたします。
今年度の幼稚園教諭の採用試験の結果はどういう状況だったのか、まず最初にお尋ねいたします。
○議長(原田龍五 君)
井上教育長。
◎教育長(井上正義 君)
おはようございます。時尾 博幸議員さんの御質問にお答えいたします。
採用試験の結果についてでございますが、平成28年度採用予定の任期付幼稚園教諭につきましては、12名程度の採用予定人員に対しまして、42名が受験をし、合格者は15名でございました。正規職員以外の助教諭につきましては、23名が受験をし、合格者は22名となっております。よろしくお願いします。
○議長(原田龍五 君)
時尾 博幸議員。
◆10番(時尾博幸 君)
今年度、担任不在のクラスが発生するような状況が起きていると伺っています。今年度、現場はどのような状況だったのか、また来年度はどのような状況になっているのか、お尋ねいたします。
○議長(原田龍五 君)
井上教育長。
◎教育長(井上正義 君)
代員不足の状況と今後についてでございますが、病気や家庭の事情等によりまして、学級担任が急な退職や病気休暇になり、その代員がすぐに見つからない場合がございました。そのような幼稚園は3園ございましたが、代員が見つかるまでの間は、支援員を新たに配置したり、隣の学級との合同保育を実施したり、園長がみずから保育をするなどして対応してまいりました。
ここ数年、年度途中の退職者や休職者が多いにもかかわらず、その代員となる教員の希望者が少ないという現状でございます。倉敷市教育委員会では、人材確保のため、引き続き県内の大学の就職担当者と連携を図ったり、ハローワークに募集をかけてまいります。さらに来年度に向けては、市外、県外からも人材確保を図るため、新たにホームページに助教諭の募集案内を掲載するとともに、県外の大学の就職担当者とも連携を図るなどして、人材の確保に向けて全力で取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(原田龍五 君)
時尾 博幸議員。
◆10番(時尾博幸 君)
今御答弁で、今年度は3園担任の不在の園があって、お伺いをすると、今2園、現在も担任の先生が不在の状況が続いているように伺っているんですけども、4月からの新しい年度に向けて、今、いろいろ準備を進めているところだと思いますけれども、来年度も十分人が足りているわけではなくて、どちらかというと、人のやりくりに困っている状況だと認識をしています。その中で、この担任の配置も含めていろいろ準備をされていると思いますけれども、こういう担任不在の状況が、来年度も発生するようなことがないように、新年度に向けてしっかり準備をしていただきたいと思います。
この項2項目めとして、預かり保育についてお尋ねいたします。
本市において預かり保育が始まって、試行から3年がたとうとしています。これまで取り組んできて、課題などについてはどのように感じているのか、お尋ねいたします。
○議長(原田龍五 君)
井上教育長。
◎教育長(井上正義 君)
預かり保育の現状と課題についてでございますが、倉敷市教育委員会では、園児の心身の健全な発達を図るとともに、保護者の子育てを支援することを目的として、平成25年度に2園で預かり保育の試行を始めました。平成26年度は7園、平成27年度は13園と順次拡大しており、預かり保育に対する利用者数も伸びてきております。平成28年度につきましては、さらに5園をふやしまして、計18園での実施を予定しております。
今後も、預かり保育を希望する保護者の御要望に対応するため、各地区における就学前児童数の推移や待機児童の見通し、建物の状況などを勘案した上で、実施園を順次拡大してまいりたいと考えております。
○議長(原田龍五 君)
時尾 博幸議員。
◆10番(時尾博幸 君)
次に、先日、市内の幼稚園の園長先生方が、兵庫県赤穂市の預かり保育の様子を視察に行かれたと伺っています。
そこで御質問しますけれども、兵庫県赤穂市のように、フルタイムの預かり保育の専任員を本市でも配置すべきではないかと考えますが、お考えをお尋ねいたします。
○議長(原田龍五 君)
井上教育長。
◎教育長(井上正義 君)
預かり保育専任員についてでございますが、議員御紹介の赤穂市の預かり保育専任員につきましては、幼稚園教諭の免許を持ち、単独で預かり保育を実施しております。ただ、全ての預かり保育実施園に配置しているものではなくて、実施園の中で支援を要する園児がいる場合に配置をし、預かり保育と支援員の両方の職務を行っているとお聞きしております。
倉敷市教育委員会で現在実施しております預かり保育は、園長を含めまして正規の幼稚園教諭が預かり保育に従事をし、預かり保育専任員がサポートにつくという体制のもとで実施をしており、園児にとりましては手厚い預かり保育と考えております。
○議長(原田龍五 君)
時尾 博幸議員。
◆10番(時尾博幸 君)
倉敷市の預かり保育専任員の勤務時間は1日6時間までと聞いております。夏休みや冬休みなどの長期休業中は朝8時から夕方6時まで預かり保育を実施しており、1日6時間の勤務だと、預かり保育専任員が配置できない時間が長く出てくると思われます。
1日当たり6時間を超えて任用できるようにすべきではないかと考えますが、お考えをお尋ねいたします。
○議長(原田龍五 君)
井上教育長。
◎教育長(井上正義 君)
本市の預かり保育につきましては、先ほども申し上げましたとおり、園長を含め正規の幼稚園教諭が預かり保育に従事して、預かり保育専任員がサポートにつくという体制のもとで実施をしており、園児や保護者の方々に御不便をかけないように、夏休みや冬休みなどの長期休業中においても、現在、切れ目なく対応できる体制をとっております。
現在、教育委員会では、順次預かり保育を拡大しているところであり、実施園の実態を把握しながら、預かり保育の内容や預かり保育専任員の任用形態について研究を行っていきたいと考えております。いずれにしましても、預かり保育がより充実したものとなるよう取り組んでいきたいと考えております。
○議長(原田龍五 君)
時尾 博幸議員。
◆10番(時尾博幸 君)
預かり保育自体は、否定するものではなくて、今後も取り組みをしていただければと思うんですけれども、最初の御答弁でも、預かり保育は、今後、実施園を順次拡大してまいるという御答弁がございました。
実施園の実態を把握しながらということで、昨年の夏に、市内で預かり保育を行っている公立の幼稚園の園長先生方から、「倉敷市公立幼稚園預かり保育の現状と課題、今後に向けての改善案について」ということで御要望が出ていたとも伺っております。そこに、いろいろ複数課題点等上げられておりますけれども、そういうことも踏まえて、今答弁では研究ということであったんですけれども、研究だけではなくて、先進地の視察も行かれておったりしますので、赤穂市のような事例も踏まえて総合的に検討していただいて、今後広げていく上で、見直すべき点は見直していただければと思います。
この項3項目めとして、4歳児30人学級実施についてお尋ねいたします。
一昨年度から4歳児30人学級が実施されましたが、昨年9月定例市議会での一般質問で、斎藤議員から質問があったように、今年度は4歳児30人学級が解消されています。
来年度は、4歳児クラスの定員は30人学級で実施できるのか、また実施する場合は人の配置が足りるのか、お尋ねいたします。
○議長(原田龍五 君)
井上教育長。
◎教育長(井上正義 君)
来年度につきましては、倉敷市内の全ての公立幼稚園の4歳児学級におきまして、30人以下の学級で実施できるよう現在計画をしておるところであります。人員確保につきましては、最大限の努力をしておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君)
時尾 博幸議員。
◆10番(時尾博幸 君)
来年度からは、4歳児クラス30人学級に戻るということでありますけれども、こちらのほうも人の配置は、先ほどの担任不在のことも含めて、しっかり御準備していただくことを要望させていただきたいと思います。
次に、2点目として、倉敷美観地区道のあり方提案書についてお尋ねいたします。
この項1項目めとして、中心市街地における人と道との折り合いのつけ方についてお尋ねいたします。
本市において、平成22年に住民と行政との協働により、人中心の道づくりを基本理念として、倉敷美観地区道のあり方提案書を作成されています。中心市街地における交通政策の取り組みとして、人と道との折り合いのつけ方について、本市の基本姿勢のお考えをお示しいただきたいと思います。
○議長(原田龍五 君)
三宅建設局長。
◎建設局長(三宅研次 君)
中心市街地における人と道との折り合いのつけ方についてでございますが、倉敷美観地区道のあり方提案書は、倉敷伝建地区をまもり育てる会が中心となり、町内の皆様や倉敷市との協働による倉敷美観地区道のあり方検討会において、美観地区の道路について、多様な視点から道の機能を見直し、限られた道の空間を人と自転車、車がどのように折り合いをつけていくかを検討し、人中心の道づくりを基本理念として、平成22年に作成されたものでございます。
本市の都市計画マスタープランにおいて、「JR倉敷駅周辺において、水辺や歴史的資源を生かした歩きたくなる回遊空間や、中心部としてふさわしい魅力あふれる歩行者ネットワークの形成を目指し、歩行空間の整備を図るとともに車両通行規制などを検討します」としており、中心市街地において、地域の皆様と協議をしながら快適な、そして安全な歩行者ネットワークの整備を目指してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君)
時尾 博幸議員。
◆10番(時尾博幸 君)
この項2項目めとして、人中心の道づくりの具体的な進め方についてお尋ねいたします。
議長のお許しをいただきまして、先ほど触れました倉敷美観地区道のあり方提案書の中の一部を抜粋してお配りさせていただいております。
具体例の質問として、この地図を御参照いただければと思うんですけれども、具体的な線で言いますと、本町16号線、倉敷アイビースクエアの西側で、美観地区との間になるところでございますけれども、この道は入り口のところに看板を、本市としても今設置をしているところでございますけれども、この本町16号線。また、東町1号線、倉敷アイビースクエア、市民会館の北側で、倉敷中央病院のほうに向かう道でございますけれども、こちらの道や、また本町11号線、倉敷アイビースクエアのフローラルコートと本館の間の道のところでございますけれども、ここのところにおいて車と歩行者が錯綜するなど、交通問題が発生していると伺っております。
特に今回質問するに当たって、東町1号線のあたりの地域の方から御要望を受けまして、本市で本町16号線のところに看板を設置したということもあって、この東町1号線、本町11号線の交通量調査もすると、交通量がふえてきていると。それだけではなくて、駅北の大型商業施設のオープンなど、さまざまな要因があるとは思うんですけれども、交通量がふえているということでございます。実態調査に基づいても、交通量が今ふえている状況ということでございます。
御要望の中では、東町1号線のところは、今現在2車線でありますけれども、道路構造令というのによると、本来であれば、4車線にしてもいいような通過台数があると伺っておりますけれども、現実的には、ここを4車線にするというのは難しい問題でございます。今、2車線のままですが、倉敷中央病院と市民会館の間の道のところを、例えば時間制限をして一方通行にするなど、そういうことができないかというふうな御要望も伺っております。この近隣の沿線沿いの住民の方の同意を求めなければなりませんけれども、なかなか全員の同意が難しい現状というふうに伺っております。
そういう状況の中で、自動車交通と歩行者の共存の観点から人中心の道づくりについて、住民と行政との協働による取り組みが必要であると考えますが、具体的にどのように進めていこうとしているのか、お考えをお尋ねいたします。
○議長(原田龍五 君)
三宅建設局長。
◎建設局長(三宅研次 君)
人中心の道づくりの具体的な進め方についてでございますが、本町16号線、東町1号線など美観地区内の道路は、近年、観光客などの歩行者や自動車が錯綜しており、快適で安全な歩行空間の確保が求められております。
倉敷美観地区道のあり方提案書においても、人中心の道づくりの実現のため、電線類地中化事業における舗装や排水処理などの道路デザインの提案とともに、進入規制や一方通行などの交通規制導入のニーズが示されております。これを受けて、快適で安全な歩行空間の確保を図るため、本町16号線等につきましては、提案された道路デザインをもとに整備を行い、東町1号線につきましても、道路の美装化や歩道整備を行っております。さらに本町11号線につきましては、道路舗装補修工事において、路面標示による歩行者の安全確保に努めております。
また、交通規制の導入につきましては、交通量の調査、地域の皆様に対する現状の説明などを行っておりますが、地域の皆様の自動車利用にも制限がかかるなどのため、地域における合意形成に時間を要しています。そのため、地域の皆様や警察と調整の上、平成27年2月に通行遠慮看板を設置したところであり、現在、経過を観察しております。
引き続き、地域の皆様や警察との協働により、実施可能な方策を検討してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君)
時尾 博幸議員。
◆10番(時尾博幸 君)
道などの公共空間の課題については、いろいろ賛否も含めて意見があると思いますので、地域コミュニティや各種NPO法人のみならず、行政や倉敷商工会議所、市内事業者及び商業者など、さまざまなまちづくり主体が参画している倉敷市中心市街地活性化協議会というのがあると思いますので、そちらのほうで引き続き協議もしていただいて、具体的に取り組んでいただくことを要望させていただきたいと思います。
次に、3点目に、水島地区のまちづくりについてお尋ねいたします。
先日、2月8日から9日まで、水島地区選出市議会議員9名で、地元の市民団体からの御要望も踏まえて、水島リフレッシュ構想における八間川沿いの緑地整備の参考にするため、下水道整備により河川としての役割を終えた江川の跡地を利用して、新しい都市空間の創造を目指した神奈川県川崎市の江川せせらぎ遊歩道を視察させていただき、また、水島リフレッシュ構想における水島支所周辺公共施設の複合化等の検討の参考にするため、図書館機能を初めとして生涯学習支援、市民活動支援、青少年活動支援等の機能をあわせ持った複合機能施設である、東京都武蔵野市の武蔵野市立「ひと・まち・情報創造館武蔵野プレイス」を視察させていただきました。
視察後は、地元の市民団体と視察の報告を行い、意見交換を行ったところであります。今後も、先進地の視察なども行いながら、いろいろな形で市民の皆さんの御意見を伺いながら、地元選出の市議会議員で協力をして、水島地区の諸課題に取り組んでいこうと話をしているところでございます。
この項では、水島支所周辺公共施設の複合化等の検討についてお尋ねいたします。
水島リフレッシュ構想において、水島支所周辺公共施設の複合化等の検討が上げられています。今年度末、公共施設等総合管理計画が策定された後は、具体的にどのように取り組むのか、お考えをお尋ねいたします。
○議長(原田龍五 君)
竹内企画財政局長。
◎企画財政局長(竹内道宏 君)
水島支所周辺施設の複合化は、平成22年に策定しました水島リフレッシュ構想の事業の一つとして、水島地域の住民や通勤者等に公共サービスを使いやすくする施策と位置づけられております。
公共施設等総合管理計画につきましては、今までに公表しました倉敷市公共施設白書の本編、施設別編に掲載した情報に基づき、長期的な視点に立ち、限られた財源を生かして施設総量の適正化、長寿命化など、公共施設等を総合的かつ計画的に管理するための基本的な方針等を示すことを目的とするものでございます。公共施設等総合管理計画の素案につきましては、2月にパブリックコメントを実施したところであり、その内容につきましては今議会の総務委員会で御説明をさせていただき、6月議会で議員の皆様の御意見を踏まえた上で、成案として公表する予定でございます。
今後につきましては、庁内関係部署の横断的な対応により検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
○議長(原田龍五 君)
時尾 博幸議員。
◆10番(時尾博幸 君)
今の御答弁で、水島リフレッシュ構想が今ありますけども、国から公共施設等総合管理計画の策定など求められて、水島リフレッシュ構想だけでは、水島支所周辺の公共施設などの複合化の問題が、片づく問題ではなくなってきているんだというふうに認識をしております。
本来今回は、これ以外にも2項目ほど質問する予定にしておったんですけれども、市長選挙前ということで、余り前向きな答弁がいただけないということでございましたので、今回は質問を取りやめておりますけれども、質問をしようと思った2項目は、1つは、例えば水島リフレッシュ構想の策定段階後に、例えば水島商店街の中にニシナ百貨店の本店がございましたが、その建物が今解体をされていたり、また水島臨海鉄道の栄駅周辺のところで市営の栄町駐車場がありまして、水島港まつりではメーン会場になったりしますけれども、その横にも民間が所有している建物が解体されて、少し大きな空き地のスペースができていたりします。今ある児童館と公民館複合化も含めて、今上げたような空き地のスペースも出てきておりますし、また大学生の方が、水島臨海鉄道の栄駅前の市が所有している土地で、複合化の施設をそこにつくってはどうかという御提案もあったと伺っております。そういうようないろんな、場所をどこにするかという問題がありますけれども、そのあたりのことについても、また今後御検討いただければと思っております。
また最後に、もう一個聞こうと思っていたのが、地元の市民団体で水島の未来を考える会や水島を元気にする会などがあったり、また地元の町内会や地元の商店街振興連盟等ございますけれども、公共施設の複合化に取り組む際の、こういう各種団体と、どういうふうにかかわるかというあたりのところも、また市長選挙が終わって6月議会以降に、この場で議論ができればと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
最後に、4点目として、高梁川流域の観光拠点への公衆無線LAN整備についてお尋ねいたします。
当初予算案には、高梁川流域Wi−Fi整備事業として、高梁川流域圏域の観光拠点に無料公衆無線LAN──Wi−Fi環境を整備する予算が計上されています。
平成28年度は、市内においては児島地区を整備予定とのことでありますけれども、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、外国人観光客の増加も見込まれる中、今後、公衆無線LAN整備について、特に観光拠点への整備についてはどのように考えているのか、お考えをお尋ねいたします。
○議長(原田龍五 君)
伊東市長。
(市長 伊東 香織君 登壇)
◎市長(伊東香織 君)
高梁川流域の観光拠点への公衆無線LANの整備についてでございますが、この流域におけます観光振興に対しまして、公衆無線LANの整備というものは大切なことであるというふうに考えております。我々倉敷市にとりましても、今まさに、まずサミットの教育大臣会合に向けまして、Wi−Fiの整備を進めてきているところでございます。倉敷市の美観地区一帯のWi−Fi整備に加えまして、高梁川流域Wi−Fi整備事業については、この流域を一つの区域といたしまして、高梁川流域圏の広域事業として一体的に取り組んでいくことが、観光客の皆様にとって、より利便性が高いものであるというふうに考えております。
特にスマートフォンなどで利用していただくときに、利用者の方にWi−Fiの利用認証の手続ということがあるわけですけれども、倉敷市でWi−Fiを利用されて、利用認証された観光客の方が、高梁川流域の7市3町の枠組みの中で、ほかの市町に観光等で行かれたときに、再度その利用認証手続をしなくても利用できるようにすることによって、手続の煩雑さが少なくなるというふうに考えております。また、このWi−Fiの利用に当たりまして、ホームページの不適切な部分の閲覧制限といいますか、その機能なども今検討しているところでございます。そして公共Wi−Fiとして、安心して御利用いただけるように考えていきたいと思っております。
この事業では、観光施設などへの整備費用、各市町のものにつきましては、それぞれ各市町ごとの負担ということになりますが、利用認証全体の仕組みについては、流域全体で共有することとなっておりまして、高梁川流域圏域の仕組み策定の事業のほうから、費用として手当てをしていきたいと考えております。
また、このWi−Fiを利用されました多くの国内、そして海外からのお客様が、倉敷市、そして高梁川流域圏域はインターネット、ICTも非常に使いやすいよということで、フェイスブックやツイッターなどで体験談を掲載していただいて、流域観光の知名度向上にもなっていければと考えております。
今後、各市町と連携しながら、このITの部分につきましても取り組んでいきたいと考えております。
○議長(原田龍五 君)
時尾 博幸議員。
◆10番(時尾博幸 君)
この場では、いろいろなほかの市町との発表のタイミングの兼ね合いもあるので、具体的な御答弁はいただけなかったんですけれども、近いうちに高梁川流域の関係市町とこの公衆無線LANを拡大するような取り組みも、今検討されていると伺っております。
私もこの質問するに当たって、情報通信業にかかわっている方からもお話をお伺いして、本市ではことしG7教育大臣会合がありますし、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、引き続き公衆無線LANの特に観光拠点への整備を進めていただければと思います。要望で終わります。
以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)
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