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民主党
 
 
 
令和3年12月定例会一般質問会議録 (21/12/09)
 
1.(仮称)倉敷学校給食共同調理場・防災備蓄倉庫整備運営事業について
2.教育行政について
3.星野仙一記念館について
4.選挙行政について
5.市民交流スペースあちてらすぽっとについて
6.SDGs債の発行について
 
 

◆23番(時尾博幸 君)
 (拍手) 無会派の時尾 博幸です。
 通告に従いまして、6点について一問一答の方式により質問させていただきます。
 1点目として、(仮称)倉敷学校給食共同調理場・防災備蓄倉庫整備運営事業についてお尋ねいたします。
 この項1項目めとして、地元建設業者の参加についてお尋ねいたします。
 今議会に、(仮称)倉敷学校給食共同調理場・防災備蓄倉庫整備運営事業費として、債務負担行為で99億8,000万円の予算が計上されています。
 PFI手法により整備運営(維持管理)するとのことですが、整備に当たっては地元建設業者への考慮も必要だと思いますが、どのように考えているのか、お考えをお尋ねいたします。

○議長(中西公仁 君)
 黒瀬教育次長。

◎教育次長(黒瀬敏弘 君)

 時尾 博幸議員さんの御質問にお答えいたします。
 既に公表しております(仮称)倉敷学校給食共同調理場・防災備蓄倉庫整備運営事業の実施方針において、建設業務を行う者の参加資格要件は、一定の施工実績を有すること、令和3年度倉敷市建設工事等入札参加資格者名簿の建築一式工事部門に登載されていること、営業停止処分を受けていないことなどとしておりますので、これらを満たしている地元建設業者は参加することができます。
 また、応募者が、調理従業員を市内から優先的に雇用しているか、建設に必要な資材等について市内企業からの調達を見込んでいるかなど、地域経済の振興に配慮して実施することについて、審査において加点対象とすることも明記しております。

○議長(中西公仁 君)
 時尾 博幸議員。

◆23番(時尾博幸 君)
 現在、コロナ禍で様々な業界も大変な状況かと思います。今回の件につきましては、債務負担行為で約100億円になる規模の大きい案件でありますけれども、建設業務にかかわらず、いろいろな業種への関わりもあると思いますけれども、地元の業者への配慮をしていただくよう要望させていただきます。
 この項2項目めとして、防災備蓄倉庫についてお尋ねいたします。
 令和3年3月18日に落成した阿津防災備蓄倉庫などと比較すると、今回整備される防災備蓄倉庫は、共同調理場に隣接して整備されます。
 これまで整備した防災備蓄倉庫と比べ、共同調理場との連携など、倉庫としての機能に違いがあるのか、お考えをお尋ねいたします。

○議長(中西公仁 君)
 山路総務局参与。

◎総務局参与(山路浩正 君)
 本市におきましては、備蓄物資の保管と荷さばきの機能を有した大型の物資拠点として、阿津防災備蓄倉庫を整備したところですが、山陽ハイツ跡地に新たな防災備蓄倉庫の整備を計画中で、阿津防災備蓄倉庫の1.5倍程度の物資を収納できる規模を予定しております。

○議長(中西公仁 君)
 時尾 博幸議員。

◆23番(時尾博幸 君)
 大きさの違いというのは分かったのですけれども、先ほど質問で触れた隣に共同調理場があるということで、連携というのがあるのかないのかという辺りを、もう一度お答えいただけたらと思います。

○議長(中西公仁 君)
 山路総務局参与。

◎総務局参与(山路浩正 君)
 調理場との連携があるのかないのかということについては、現在検討中であります。

○議長(中西公仁 君)
 時尾 博幸議員。

◆23番(時尾博幸 君)
 検討中ということは、連携する余地があるということで、よろしいでしょうか。

○議長(中西公仁 君)
 山路総務局参与。

◎総務局参与(山路浩正 君)
 ただいま山陽ハイツ跡地整備事業アドバイザリー業務の、受託業者の選定を行っているところであり、その辺についても、その中で考えていくところであります。

○議長(中西公仁 君)
 時尾 博幸議員。

◆23番(時尾博幸 君)
 分かりました。
 2点目として、教育行政についてお尋ねいたします。
 この項1項目めとして、公立幼稚園でのパソコンについてお尋ねいたします。
 現在、公立幼稚園には、行政系のパソコン、校務系のパソコン、インターネットに接続するパソコンがあると伺います。小・中学校では、職員室に先生用に、基本的には1人1台パソコンが与えられている状況と伺いますけれども、公立幼稚園では、そのような状況にはなっていないと伺います。
 例えば、公立幼稚園において、行政からの文書の対応や会計などの事務処理を行おうと思った際、園児が帰った後に作業をしようとすると、同じパソコンを複数の先生が利用しなければならないことがあり、順番待ちが生じ、事務効率が悪い状況があると伺っています。
 働き方改革が言われる中、事務作業を効率よく行うために、各園のパソコンの設置台数を増やすべきではないかと考えますが、お考えをお尋ねいたします。

○議長(中西公仁 君)
 井上教育長。

◎教育長(井上正義 君)
 幼稚園のパソコンにつきましては、現在、各園に3台から4台の配置をしておりますが、業務により使用できるパソコンが限定されており、時間帯によって集中することがあることは認識しております。
 業務内容や職員数等により、必要性を精査してまいりたいと考えております。

○議長(中西公仁 君)
 時尾 博幸議員。

◆23番(時尾博幸 君)
 必要性を精査するということでありましたけれども、既に大規模園では、パソコンの台数が増設されている園もあるように伺っております。例えば、大規模園からパソコンを増設するなどの対応も含めて、御検討いただければと思っておりますので、これは要望にさせていただきたいと思います。
 この項2項目めとして、GIGAスクール構想の端末についてお尋ねいたします。
 GIGAスクール構想の端末については、児童、生徒のみへの配付で、教師用と端末が異なるため、授業が行いづらいという声を伺っています。
 児童、生徒と同じ端末を教師用に配付することはできないのか、お考えをお尋ねいたします。

○議長(中西公仁 君)
 井上教育長。

◎教育長(井上正義 君)
 教員用パソコンにつきましては、現在、普通教室及び特別教室に、児童、生徒の指導に必要かつ十分な機能を有する機種を整備いたしております。
 なお、児童、生徒と同じ機種を配付することにつきましては、指導上の有効性などを見極めながら検討してまいります。

○議長(中西公仁 君)
 時尾 博幸議員。

◆23番(時尾博幸 君)
 同じ端末を配付することについては、指導上の有効性も考えて検討するということで、ほかの議員さんへの答弁と同様であったかと思います。
 今回、児童、生徒と同じ端末を教師用に配付するということの問いについては、私も含めて複数の議員さんからありました。GIGAスクールの取組というのは、本格的に今年度から始まっておりまして、コロナ禍で研修に制約もあったと思いますけれども、先生の端末については、国から地方交付税措置がなされて配付されていて、児童、生徒の端末とメーカーは違うと伺っています。今回質問するに当たって情報学習センターとやり取りしていたら、教師用の端末は、実際は児童、生徒の端末と同様の機能だと分かりましたし、逆に、教師用の端末は、デジタル教科書への対応を見越して、児童、生徒の端末より性能が上回るということも教えていただきました。
 先生と子供が、メーカーが違う端末でも、同じような機能が使えるんだという辺りが十分周知できていないので、今回複数の議員さんから同じような質問があったのかなと思っています。情報学習センターは、研修で周知できていると思ってされていると思うんですけれども、実際周知ができていないから複数の質問があったと思いますので、今後、同様の機能が使えるということも含めて、研修等を通じて先生方にも十分周知を行っていただきたいと思います。あわせて、ICT支援員さんのことに触れられた質問もありましたけれども、ICT支援員さんも活用しながら、今後取組を進めていただけたらと思います。以上、要望にさせていただきます。
 この項3項目めとして、学校体育館のバリアフリーについてお尋ねいたします。
 小・中学校の体育館は、選挙の投票所や避難所にもなっており、バリアフリー化が求められるものと思います。市内の小・中学校の体育館のバリアフリーの状況はどのようになっているのか、また、今後の整備計画はどのように考えているのか、お尋ねいたします。

○議長(中西公仁 君)
 黒瀬教育次長。

◎教育次長(黒瀬敏弘 君)
 まず、体育館用のトイレにつきましては、災害時に避難所となることが想定されるため、平成24年度から平成27年度にかけて、全ての小・中学校のトイレを、男女とも1か所ずつ洋式化しております。
 次に、スロープ等の段差解消につきましては、障がいのある児童、生徒への配慮のため従来から整備を行ってきており、現在、全小・中学校89校のうち、56校の段差解消が完了しております。
 今後も、引き続き体育館の段差解消を計画的に推進してまいります。

○議長(中西公仁 君)
 時尾 博幸議員。

◆23番(時尾博幸 君)
 次に、3点目として、星野仙一記念館についてお尋ねいたします。
 星野仙一記念館が、今年の11月30日をもって閉館されました。約1,000点に及ぶ収蔵品は倉敷市に寄贈され、市が活用法を検討すると伺います。今後の活用法については、どのように考えているのか、お考えをお尋ねさせていただく予定でしたが、これまでの質問と重複いたしますので、質問を割愛し、スポーツ振興や観光振興の面から適切な方法で活用されますことを要望させていただきます。
 あわせて、具体的な例示でも要望させていただきたいと思いますけれども、例えば、連島中学校の玄関には、オリンピアンの高橋 大輔選手や田中 刑事選手の展示がなされているのを拝見したことがあります。また、今回取り上げました星野 仙一さんに関しては、星野さんの母校の第四福田小学校では、玄関に夢と書かれた額入りの色紙が展示されています。また、同じく星野さんの母校の水島中学校では、創立50周年記念式典の際に講演で演壇に立たれている様子を写した星野さんの額入りの写真や、第四福田小学校と同じく夢と書かれた額入りの色紙、また、監督通算成績歴代10位入りの1,067勝を記念した、人間力と書かれた額入りの書が校長室などの校内に展示されています。
 基本的には、寄贈者の意向を最大限尊重されるべきと考えますけれども、学校にはこだわりませんけれども、星野さんの御出身の水島地区での収蔵品の活用も御検討いただければと思います。
 次に、4点目として、選挙行政についてお尋ねいたします。
 このたびの衆議院選挙のイオンモール倉敷での期日前投票の結果について、市選挙管理委員会としてどのように考えているのか、また、来年は参議院選挙、再来年には統一地方選挙も予定されている中、今回の結果も踏まえて、今後、大型商業施設などでの期日前投票についてはどのように取り組むのか、お考えをお尋ねさせていただく予定でしたが、これまでの質問と重複しておりますので、割愛させていただきます。
 今後も、大型商業施設などでの期日前投票などを積極的に行い、全体の投票率の向上や若年層の投票率向上など、引き続き取組を進めていただきますよう要望させていただきます。
 5点目として、市民交流スペースあちてらすぽっとについてお尋ねいたします。
 今年の10月10日にグランドオープンしたあちてらす倉敷内に市民交流スペースあちてらすぽっとが開設され、現在直営で運営されています。
 あちてらす倉敷市民交流施設条例が、今年の6月定例会で可決され、制定されています。その条例の第4条において、指定管理者による管理について定められています。今後、指定管理者の導入についてはどのように考えているのか、お考えをお尋ねいたします。
 また、同条例の第7条では、開館時間について定め、午前9時から午後8時までとされています。現在、開館時間は午前9時から午後5時までとなっていますが、今後、開館時間の延長についてはどのように考えているのか、お考えをお尋ねいたします。

○議長(中西公仁 君)
 伊東市長。
            (市長  伊東 香織君  登壇)

◎市長(伊東香織 君)
 市民交流スペースあちてらすぽっとについてでございますが、倉敷市中心市街地活性化基本計画の中で交流促進を図る施設と位置づけまして、にぎわい創出、地域の活性化を目的に、本年10月10日にオープンしているものでございます。
 現在、誰でも気軽に使っていただける交流スペースとして、テレワークとか、自習されている子供さん、また、創作物の展示、打合せ、そして休憩など、様々に御利用いただいております。今後、PRによります市民活動の交流促進の場になりますとか、また、倉敷に来られる方への回遊促進を図るため効果的な情報発信が必要であると考えております。観光などの分野との連携はもちろんのこと、例えば、あちてらす倉敷内のテナントの皆さんとの協働なども検討していく必要があるのかなと思っております。
 今後の運営形態につきましては、目的に沿った、より質の高いサービスを提供していくべく、指定管理者による管理も含めて検討しているところでございます。開館時間の延長につきましても、利用者の皆様のニーズ、利用状況などを十分に考慮しながら検討していきたいと考えております。

○議長(中西公仁 君)
 時尾 博幸議員。

◆23番(時尾博幸 君)
 6点目として、SDGs債の発行についてお尋ねいたします。
 本市においては、国からSDGs未来都市、自治体SDGsモデル事業に選定され、SDGsの推進に取り組み、また、倉敷市高梁川流域SDGsクラウドファンディング利用促進補助金の取組も行っているところであります。
 北九州市では、北九州市SDGs未来都市計画で掲げるSDGs戦略(ビジョン)達成に向けた取組を推進するための資金調達の一環として、自治体初となるサステーナビリティーボンド、愛称北九州市SDGs未来債を機関投資家向けに100億円、個人投資家向けに5億円発行されました。
 本市におけるSDGs債の発行についてはどのように考えているのか、お考えをお尋ねいたします。

○議長(中西公仁 君)
 西企画財政局長。

◎企画財政局長(西雅敏 君)
 本市では、平成18年度から学校の耐震化や保育所整備など施設整備事業費の財源として、住民参加型市場公募債、倉敷よい子いっぱい債を発行しております。
 令和元年度以降は、災害復興事業費を対象とした平成30年7月豪雨復興債も併せて発行しており、今後も発行内容に合わせた住民参加型市場公募債の名称について検討してまいります。

○議長(中西公仁 君)
 時尾 博幸議員。

◆23番(時尾博幸 君)
 以上で私の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)

 
 
 
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